お疲れ様です。
キマリの友人のエイルでございます。
さぁ今日もシリーズものですが、キマリさんの「不思議な話シリーズ」をやっていこうかなぁー!!とそんな風に思っております。
身の回りに不思議なことが起こる事で有名な私の友人キマリさんですが、彼は小さい頃によく家族旅行に行っていたそうでした。
一人旅の時には経費を抑えてカプセルホテルなどの格安を進んで予約するようになりましたが、元々自営業家系で周りの人間と比べるとお金持ちの子なので、旅行中は仲居さんが居るような少し良い旅館に泊まります。
会社の慰安旅行代わりでしょうか。
家族=会社のようなイメージです。
小さいキマリ(ミニキマリ)は、家族と一緒に案内された部屋に荷物を置きに向かっていました。
あれれ?・・・・・
案内されていた廊下を少し戻り、扉の開いている部屋の前に立ち止まりました。
到着して直ぐ、もうこの時点でとんでもない違和感を感じてしまったんです。
キマリ「・・・・・・・・」
案内された手前の部屋に髪の長い女性が一人で座って窓の外を眺めていました。
すぐにおかしいと思ったキマリは母親にその女性の事を伝えます。
キマリ「お母さん、隣の部屋に女の人が居たよ」
母「は?何言ってんのよあんたは。・・・・あのすみません、隣は空室ですよね?」
部屋の案内をして貰っていた仲居さんに女性が居る部屋の確認を取りました。
仲居さん「はい、手前の部屋でしたら空室でございますよ。あの・・・何かございましたでしょうか?」
母「いえいえ。・・・・ほら、また変な事言って。あんた疲れてるのよ長旅だったから」
キマリ「・・・・・・・・・・・」
この全然言い返せないキマリ・・・・。
確かに小さい頃の母親(大人)に違うと言われたら、自分が見た物がたとえ真実であったとしても言い返すことは出来ないかもしれません。
しかしこの主人公キマリさんの『我の弱さ』こそこのシリーズの不思議さ加減を引き立てる事となるのです。
そこから1泊2日ほど滞在していたようですが、キマリはその部屋の前を通る度に中を確認していました。
キマリ(・・・・ほら居た・・・・)
キマリ(・・・・まだ居る・・・・・)
キマリ(・・・・あのお姉ちゃん何歳くらいだろう・・・・)
意を決して、その女性が居る部屋に入ろうとすると母親に怒られます。
母「コラ!よそ様の部屋に入らない!」
まだまだ赤ちゃんに近いキマリ弟の面倒で両親は追われており「お母さん、やっぱり隣の部屋に女の人が居るよ」が言い出せないキマリ。2ターン目の押し問答が出来ない性格がここで出てしまいます。
きっと気のせいだと言い聞かせても、何度も何度も隣の部屋を確認しに行きます。
もしこれが火事の不審火だったらそれはもう大変な事です。その時は騒いででも良いので必ず近くの大人に言って下さい。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
というような話をポーカーしながらいっしープロと3人で話していました。
キマリ「最初は別に普通かと思ったけど、今大人になって考えたら色々とおかしいんだよな」
いっしープロ「小さい頃ってどれくらいの話?」
キマリ「保育所に通っていた時だな」
私「おばちゃんにちゃんと言ったんだよな?もっと強く言ったらおばちゃんが部屋変えてくれたかもしれんな。あっ・・・もしかしておばちゃんも見えてたんじゃない?遺伝で。見えてるからその事象に蓋をしたんじゃないの?」
キマリ「見えてない、見えてないからこの話自体覚えてない」
いっしープロ「仲居さんの勘違いで本当に女の人が泊ってたんじゃない?」
キマリ「いや待っておかしいんだよな、考えれば考えるほど・・・」
煙草を吸いながら天井を見上げます。
2人「何がおかしいの??」
キマリ「十二単(じゅうにひとえ)なんか着る?当時もうガッツリ平成だよ?平安時代みたいな時代ならまだしも。・・・ずっと彼女は窓の外見てたんだぞ。誰かを待っているみたいに。きっと誰も来やしない。来ない人間をずっと待ってるような気がしたから俺は部屋に入って元気づけたかったに違いないんだよな」
完
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