お疲れ様です。
今日、私の子どものエイルジュニアがマリオカートを10時間やったと言っていました。
「やりすぎだろそんなの!宿題は?」と聞きましたが、抜け目なくしっかりやっていました。
後でマリオカートのデータを確認した所、オンラインの大会で世界6位、タイムアタックで日本4位に入っていました。
はぁ?!プロじゃん!!!
エイルです。
今日は私の高校時代の話を紹介したいと思います。
本当に様々な友人が居ましたが、その友人の中では、仲良しの仲間達と普通の仲間と仲が悪い仲間達が居たと思います。おおよそ3極化しているものと思われます。
私は地域では少しヤンチャな好感度が低い高校に通っていました。私や友人のなおきはどこかのタイミングで茶髪にしたことなどは可愛いもんで、友人のいとうしに至っては眉毛がありませんでした。
共学ではありますが男子が多く、全く気を遣う必要が無い3年間だったなぁと思います。
そんな中でキマリという友人が、まぁまぁのボンボンで当時流行っていた漫画を買いあさっていました。彼の家に行く度に増えており、退屈する事はありませんでした。
ある日、そのボンボンでセンス溢れるキマリさんが貧乏な私達の為にコレクションの漫画を持ってきてくれました。
※ 学校に勉強や授業に関係ない物は持ってきてはいけません。今も昔も絶対に持ってきてはいけません。学校には何をしに来ているのか、もう一度考えてみましょう。
休み時間にみんなで席に座ってその漫画を読んでいて、笑っていました。
私「面白いねー!」
なおき「すぐに全部読んでしまった。」
きむ「はははは・・・」
ガワタ「ふふふ・・・・」
キマリ「この回最高だよな。」
いっしープロ「マジでね、ジャンプやサンデーやマガジンってマジで凄いよね。俺達の心を掴んでいるよね。」
いとうし「早く、次の巻見たいな。」
あっという間に全員読み終えてしまい、その漫画についての内容をみんなで語っていました。
全員読み終えたので、キマリは自分の漫画専用カバンの中に漫画をしまっていました。
私「お前んち行くと、いつも増えてるよな漫画が。」
キマリ「今集めてるの大体4作品くらいあってさ・・・・・・」
そんな話をしていると急にクラスの端っこからキンタと言う友人がトコトコやって来て、キマリのカバンを開けました。
漫画を1冊手に取り、表紙を眺めていました。
いっしープロ「あっ・・・・・」
ちょうどそのタイミングで、担任の先生が巡回で教室に入って来てしまいました。
担任「・・・あっ!!コラ!!お前いかんがな!!!」
キンタ「・・・へ?・・・・・」
漫画本を持つキンタが捕まってしまいます。
キマリ「・・・やったな・・・」
近くに居た全員がその光景を目にします。
私(やばいな・・・全員荷物検査とかにならんよな・・・・。後輩から借りたゲーム持って来てんだけど・・・・。)
なおき(次から読みにくくなるじゃねぇか・・・・。荷物検査・・・ワックスや香水も取り上げられるんだろうか。)
いとうし(・・・帰りにゲーム買おうと思って、今日に限って大金持ってきてるんだが・・・・。)
頭をかいている、怪しいなおき達・・・・。
担任「なんだこれ!カバンがパンパンで入らんがな!!!」
いよいよキマリのコアも見つかってしまいました。
担任「・・・これはキンタのか?!」
キンタ「いえ、キマリ君のものです。それらもキマリ君のものです。」
全員「つっ!!!!!!!!!!!!!」
秒で仲間を売るキンタ・・・・。反射的に手が出そうになるキマリ・・・。
まさかのキンタの行動に全員顎が完全に開ききっていました。
キマリは無言でキンタから漫画を取り上げ、カバンに入れようとしました。
担任「キマリ!!お前それ持って職員室まで来い!!!」
キマリは停学にこそなりませんでしたが、全責任を負って厳重注意を受けてしまいました。
いっしープロ「キンタ、ヤバいってさっきのは。」
中学が一緒だったいっしープロがキンタを注意します。
次の授業が体育であり、みんなで着替えていました。
キンタ「あの・・・ごめんキマリ・・・・。」
キマリ「・・・そんな事良いよ別に、行こうぜ。」
キマリは笑顔で教室を飛び出しました。俺達もキマリに続いて教室を飛び出します。
なんとキマリは許したのです。裏切り者のキンタをいとも簡単に許したのです。似たような名前のキンタを許したのです。
なんという心の広さでしょうか。
私達はそんなキマリに感銘を受け感動し、一生こいつとは友達で居ようと思いました。
体育はマラソンでした。
ふーじー「さっき揉めてたけどなんかあったん?」
走りながら状況が分かっていない友人が内容を聞いてきます。
ふーじー「そんなことがあったん?・・・キマリは優しいなぁ。」
みんな感心していました。
さっきあんな事が友人間であった為、ほんの少しピリッとした雰囲気になっていました。まぁ、あまりいい雰囲気ではありません。
キマリの前にキンタが走っていました。
タッタッタッタッタ・・・・・。
みんな無言で走っていました。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
キマリ「キンタァ!!!!!コラァ!!!」
全員「え?」
キマリのはり叫ぶような声に全員が振り向きます。
キマリは急にキンタをかなり強く後ろからプッシュ(押す)したのです。
するとキンタはそのまま・・・・・。
「伸身の前宙」
を繰り出しました。
キマリは全然許していませんでした。
一切キンタを許していませんでした。
一度許したふりをして、実は許していない。むしろ復讐の憎悪。こんな腹黒い友達を見た事がありません。付き合いを考えないといけません。怖いです。
キマリは仕返しのタイミングを探していました。一番いい所で仕返しをしようと企んでいたのです。からのキンタの伸身前宙!!!
全員「はっはっはっはっはっは!!!!!」
ピりついたムードはどこかにいってしまいました。
その場に居て状況が分かっている人間は全員爆笑していましたが、なんかこれでもうオアイコです。
キンタ「キマリっ!!♪へへっ!」
キマリ「キンタっ!♪おまえー!」
なんだったら二人ともいい雰囲気です。
でも・・・・・
膝も曲げずに、そのまま前に一回転なんて・・・・・・。
キンタって運動神経、良っ・・・・。
そしてその運動神経を引き出すキマリ・・・。
今日は心温まる名コンビのお2人の話でした♪♪