お疲れ様です。
最近、白菜と豚肉を煮てポン酢で食べるのにハマっていますエイルです。下積み飯か何かでしょうか。
私は大学生の頃、友人の汗っかき達と共によく洋服を買いに行っていました。物持ちの良い私は未だに当時の洋服を着ている時があります。
当時、世間的には古着が流行っており、私達が学生の頃に住んでいた地区にも押し寄せてきた古着文化が根付いていました。
私「よーし行こう！！」
汗っかき「行くでぇ！！今日は買うでーい！！」
私も汗っかきも物凄い意気込んでいます。
私達の町から車で１時間くらい行った所に所謂その古着街がありました。
私達が良く行っていたのは、店舗型のものや倉庫型のものなど様々なタイプのお店でした。今日はその中でも倉庫型のタイプのお店に訪れた時の話です。
店舗型のタイプのお店は高価なものが多いですが、倉庫型の店舗については安価な品物が多いです。
お目当ての店に到着し、汗っかきと共に入店しました。
かなり大きい倉庫そこら中に洋服が並んでいます。洋服が好きな人からしたら、これはたまらないでしょう。
汗っかき「よーし見るでぇ！！」
汗っかきはお目当ての場所があるようで、そちらの方に一直線で向かって行きました。
私「どうしようかなぁ・・・・。」
この古着と言うものは当然自分が着る物を探す事が楽しいのですが、他にも楽しみがあります。それは「おもしろ古着」です。
男性コートのゾーンに行った時に早速発見しました。
クマの毛皮を剥いでそのまま洋服にしたコート・・・
モンスターハンターでしょうか・・・・。
しかしこれは大丈夫でしょうか・・・・・・。密漁とかのたぐいではないでしょうか？・・・・
私「滅茶苦茶ザラザラしている・・・・。」
皆さんも当然そうだと思いますが、クマを触ったことがないと思います。クマは毛が滅茶苦茶太くてザラザラしています。
このクマの毛皮を触る事でクマさんの触り心地を確認する事が出来るのです。
値段は30万・・・倉庫型にしてはいっちょ前の値段です。本当にクマそのものなのでクマのリアルコスプレをする際に購入するのでしょうか。しかし、全然かっこよくねぇ。
汗っかき「・・・くっせ！！なんだそれは！！」
私「おう！俺も今言おうと思った。」
汗っかき「クマだもんなよく考えたら・・・・」
クマは、ちょっとくさいです。鼻栓するか、風邪で蓄膿の状態で着た方が良いです。
続いて発見したのはレオタードです。
これこそマジで誰が買うのでしょうか・・・・・。
私個人の感想としてはこういう物こそ中古ではあまり買わないと思うのですが、やはりコントとか出し物などの仮装用に購入するのでしょうか。亡くなった志村けんさんもコントの時に着ていました。
それにしてはそこそこ高いです。ひと笑いとるというのは本当に大変な事なのが分かります。
そういう面白コーナーを一通り見終えた所で、汗っかきが遠くから１枚のロンTを持ってこっちにやってきました。
汗っかき「おーいエイル、これどう？？」
青と赤、部分的に白色が入ったバスケットのユニフォームのようなデザインの洋服でした。
私「・・・・えっナニコレ？カッコいいな。しかも古着にしては新しい感じがする。あまり着ずに売ったのかなぁ。」
汗っかき「なんやろうなこの・・アルファベット・・・。J・・P・・・G・・か。」
胸元に変わったオシャレな字体で「JPG」と書いてありました。色合いも滅茶苦茶綺麗ではっきりとしています。長身の汗っかきが着れば似合うに決まっています。
試着をしましたが、サイズもピッタリでした。
私「服に選ばれし者！！ドラクエの天空装備かよ！！」
汗っかき「これ買うわ！！５００円だし！！」
私「良い買い物できたなぁ！！」
汗っかき「よーし、これスタメンで着る事にしよう！！」
数日後・・・・。
汗っかきから電話がかかってきました。
汗っかき「エイルの旦那！！！」
旦那？・・・・
私「おう、おはよう汗っかきの旦那。どうしたの？？」
汗っかき「この前買ったロンＴだけど・・・・」
私「あっ、JP・・・G？だっけ？たまに着てるな。」
汗っかき「あれさ・・・・・ジャンポールゴルチエ（Jean-Paul GAULTIER)っていう高級ブランドだった！！！」
私「えー－－－－？！？！マジで？！？！・・・・お前袖切ったやん！！」
汗っかきはそのままロンＴとして着るのではなく、古着あるあるアレンジで長袖を切り袖なしにして、縫い、他の長袖と重ね着でＪＰＧを着ていました。
汗っかき「おい！！！切っちゃったよー！！どうするぅう？！？！？！！」
私「もう戻せない！！か・・・・かっこいいからそのまま着よう！！」
汗っかき「転売したら２万～３万はしたのにぃ！！」
汗っかきが購入したのは奇抜なデザインで有名なフランスの古豪高級ブランド「ジャンポールゴルチエ（ＪＰＧ）」でした。
そういうこともあるのです。古着屋にはこういう所謂ガチモンと呼ばれるような物が紛れ込んでいる事があるのです。そういう楽しみ、まるで宝探しのような感覚を味わう事が出来るのです。
汗っかき「そういえばエイル、お前が最後買っていたロンTもかっこよかったなー！」
私「ああこれ？着てるよ今。」
汗っかき「それタグなんて書いてあったん？」
私「ちょっと待てよ・・・・・。」
先日汗っかきがＪＰＧを買った時に、私は新品でほぼ着てなさそうな黒のロンＴを５００円で購入していました。
服を脱いで背中のタグを確認しました。
私「Ｓ・・・・W・・・A・・・G・・・G・・・E・・・・R・・・・・・。だって。」
汗っかき「ちょっと待て・・・・・Ｓ・・・・W・・・A・・・G・・・G・・・E・・・・R？？・・・・それ
ＳＷＡＧＧＥＲ（スワッガー）じゃあねぇか！！！
さすがに日本のブランドなら俺は詳しいぞ！！高いぞスワッガーは！！」
私「マジで？？！！しまった！！クシャミした時に鼻水がついちゃったよ！！・・・５００円だったぞ！！」
私が買ったこのロンＴもＨＩＰＨＯＰの有名ブランド「スワッガー」でした。
私・汗っかき「は？！・・何あの店？！」
汗っかき「今から・・・もうあの店一回行こう！！」
私「行こう！！！授業なんざ受けている場合じゃあねぇからな！！」
こうして、先日買った服を着たまま私と汗っかきは再び車に飛び乗りました。
宝探しもほどほどにね♪♪
