お疲れ様です。
さすらい不動産トラベラーエイルです。
しかし、今日に関しては映画です。
映画大好き少年エイルでございます。
皆さんの好きな映画のジャンルはなんですか?
恋愛、コメディ、サスペンス、ミステリー、ホラー、SFなど・・・・
本当に様々なジャンルの映画があります。
そして、邦画、洋画、中国映画、韓国映画、インド映画など・・・・
沢山の国々や地域で映画は作られています。
どこの国でも需要があり、仕事としても趣味としても沢山の方々がこの映画に関わっています。
そんな中、この映画を見てから一段とそのジャンルの映画が好きになった、そのジャンルの映画を見る事に対して拍車が掛かったという作品が私にはあります。
その作品は・・・・・・。
「ミスト」です。
よく「ザ・ミスト」と「ミスト」を間違えられる方が居られますが、後者の「ミスト」のほうです。
これは私の中で映画好きに拍車がかかった作品です。
後味が悪い映画ワーストとか言われてます。
この映画はジャンル分けをすると、ホラーのジャンルになるのですが、テキサスチェンソーやスクリーム、或いはラストサマーのように、そこまで滅茶苦茶恐ろしい作品ではありません。
ただただ、何が起こるのか、何が起こっているのかを模索する作品です。どうなるか分からないので、こっち側は、ただひたすらに想像力を掻き立てられます。
大規模な台風に見舞われ、その風の影響で、町中が停電してしまいました。
その停電は朝になっても復旧の目途が立っておらず、いつまでたっても復電する事はありませんでした。
災害が起きた状態になった為、食料が必要になりますので、隣人と息子と共にスーパーマーケットに向かうのですが、その際に政府の良くない噂を耳にします。スーパーに向かう最中度々軍隊の戦車やジープとすれ違います。
宇宙人の話がどうとか、とある町はずれの施設内で実験をしているとか。
政府が機密にしているそういう話を敢えて映画を見ている私達視聴者にする事で、「何が起こったんだろう?・・・・」早速ゾクゾク感が増す流れです。初めから少しアップかまされる感じになります。
映画の題名の通りなのですが、この作品の中では「濃霧」が発生します。一寸先は全く見えないほどの濃霧です。
レジが停電で使えないので、職員さんが電卓などで対応をしていました。
すると急に外部でその霧が発生し、買い物客は外を一斉に見ます。
本当に煙のような霧です。外部はあっという間に真っ白になってしまいました。
なんだなんだと買い物客は慌て始めます。
すると突然!!霧の中から、負傷した初老の男性が走ってきます。
男性「開けてくれーーーーー!!!!!霧の中に何かいるぞ!!!!」
大きな声をあげて走ってやってきます。
主人公「何か居るって・・・何があったんだ?」
男性「わからない、何が起こったのかわからない。でも確実に何か居る!!」
何か居る・・・・・
このワードが素晴らしいのです。何か居るというワード。これが最高なのです。
私はホラーやサスペンス映画を見る時にセリフに注目します。
この「何か居る」というセリフ・・・・滅茶苦茶掻き立てられないですか?
映画の展開的には非常にベタなものだと思いますし、実際の生活の中でも場合によっては使う言葉なのかもしれませんが、この「何か居る」という言葉が映画ファンとしてはとても心地よいのです。
セリフに注目し、自分の心もそれに乗っかると臨場感が増して最高なのです。
災害が起こり命の危険が迫ると、人間の醜さが露呈され、勇敢な行動をおこす者やただ怖がり何もしない者が出てきます。
更に噂、想像力、宗教・・・様々な情報が私達の周りを飛び交い、それらの感情が急激に私達に襲い掛かってきます。
しかし無情です。相手にとって人間の考え方は関係がありません。もし相手が話して分かる相手であったり、少しでも慈愛の心がある相手であれば話は別ですが、そんな感情がない相手にそんな事を通そうとしても、それは通用しません。
果たして何が起こっているのか、謎を解明する事は出来るのでしょうか。
ドキドキ・ハラハラ感を味わいたい方は是非とも見てみて下さい。私はこの作品はそこまで恐ろしくありませんし、ホラー入門用でも良いくらいに思っています。