お疲れ様です。
8月が終わったと思ったらもう9月中旬になりました。ということはいずれ10月になるでしょう。
当たり前体操が好きな、エイルです。
先日勇気を出してみんなでやりました、初めての水平思考クイズを紹介していきたいと思います。
先日、ルールについての記事を書きました。
↓
※ 水平思考クイズがはじめての方は是非こちらの記事を読んでからこの先をお読み下さい。
皆さんは「ウミガメのスープ」というお話を聞いた事がありますでしょうか。
私、このクイズ全く知らずにこれまで生きてきました。
先日、友人のまいちゃんとイーズから初めてこのお話を行きつけの居酒屋で聞くことになりました。
よく話を聞くと、このウミガメのスープのクイズは有名中の有名なクイズであり、恐らくクイズ好きな方は殆ど知っていらっしゃると思われます。
はじめての方も、知っている方も是非この記事を読んで頂きたいなと思います。
それでは早速ですが、問題行きます。
問題
海が見える料理屋さんでウミガメのスープを飲んだ男性。
スープを飲んだ後に店員さんに「これは本当にウミガメのスープですか?」と確認した所、店員さんは「はい、これはウミガメのスープです。」と答えました。
スープを食べ終えた後、その男性は自殺してしまいました。
何故その男性は自殺してしまったのでしょうか。
これが問題です。問題を読んだだけだと、マジで意味が分かりません。出題者に対して複数の質問をして答えを導かせる必要性があります。
回答者役の私は質問を出題者であるまいちゃんとイーズにしていきます。
私「なんで自殺?・・・・・」
頭の中で様々な考えを巡らせます。
まいちゃん「私ね、ヒント貰って時間かかったけどなんとか答え迄辿り着いたのよ。この居酒屋は・・・・閉店まであと40分。それまでに答えが出ると良いね。」
そうかぁ・・・まいちゃんは分かったのかぁ・・・。
水平思考クイズは「はい」か「いいえ」で答えられる質問を私がちゃんとしていかなくちゃいけない・・・・。
私「・・・その男性って、海の見えるレストランに食事しにきただけ??」
出題者「はい。」
私「スープに毒が入っていましたか?」
出題者「いいえ。」
あっ・・自殺だったな・・・他殺ではないって話だ・・・。
目の前にあったビールをゴクっと飲み干して再スタートしました。
私「もしかしてその男性は料理人??」
出題者「・・・うーん、わからない。」
わからないというのは、恐らくこの問題に職業は関係ないとかそういうことのようです。
世界一ウミガメのスープ作りが上手いと思っていた自分より上手なウミガメのスープの作り手が居た事に絶望して自殺してしまったと私は考えたのですが、どうやらそういう技術的な事ではなさそうです。
人が死んでしまうイメージが答えとかけ離れているようで、いくら質問しても全く答えに辿り着くことができませんでした。
見かねてまいちゃんが口を開きました。
まいちゃん「ここらで答えに直結しないレベルのヒント出すね。・・・エイルはさ、今その場の環境や状況だけを見て質問しているんじゃないの?・・・その男性自身の事は分かってるかな?・・・・・そう、その男性のバックボーンに対して調べる必要性があるんじゃないかな?」
イーズ「バックボーン・・・・そうだね例えば・・・過去とかね・・・・。そこに近づくことが出来れば、答えが見えてくるはず。エイル頑張って!!」
私「バックボーン・・・過去・・・・・・」
一度落ち着いて、目の前にあるウミガメのスープ・・・じゃなくて鳥スープを飲み、仕切り直します。
私「海が見えるレストラン・・・・・もしかして今回のその自殺の理由というのは海と関係がありますか??」
出題者「はい。」
来ました、クリーンヒットが入りました。答えに一歩近づきます。
私「・・・船で出航しましたか?」
出題者「はい」
私「一人で船に乗ってた??」
出題者「いいえ」
私「その船に乗ってウミガメを捕っていた??漁をしていた??」
出題者「いいえ」
どんどん答えに近づいてきます。
目の前にある唐揚げを頬張りました。
まいちゃん「あ・・・それ私のやつ・・・・・あー・・・いいや、注文しよっと。あっラストオーダー終わってる・・・・」
私はカロリー摂取したおかげで集中力が増しました。
私「・・・その時は友人と一緒に船に乗っていたの??」
出題者「はい」
私「恋人も乗っていた?彼女も。」
出題「はい」
ということは、船に乗っていたのは、この男性、彼女、友人・・・少なくとも3人以上で船に乗っていたという事がわかります。
私「もしかして、船で遭難した??・・・」
出題者「はい。」
私「遭難時に誰か亡くなりましたか??」
出題者「はい」
答えが少しずつ見えて来ました。
私「もしかして彼女が亡くなった??」
出題者「はい」
彼女が亡くなって絶望して後追い自殺?・・・・いや・・・・しかし単純にそれだと、ウミガメのスープを飲んだ後に自殺したということに結び付かない・・・・・。違うな・・・・。
私「彼女が亡くなった事が・・・・自殺した事に関係がありますか??」
出題者「はい」
私の中で何かが・・・・ピコーーンと閃きました!!滅茶苦茶気持ちいい!!
私「イーズ!まいちゃん!ちょっと待って!!・・・もしかして彼女を食った????!!!!!」
出題者「はい」
・・・しかし、ここで時間切れでした・・・・。
店員さん「お話し中の所大変申し訳ありません、閉店時間になりましたので・・・・。」
伝票を持ってくる店員さん。
私「ああああ!!惜しい!!たぶんもう少しだったのにぃ!!・・・・・」
まいちゃん「エイル惜っしぃ!」
イーズ「かなり良い所まで行ったね!」
残念ながら閉店時間までにこのクイズの答えに辿り着くことが出来ませんでした。
どうでもいい質問含めて30個以上の質問をしましたが、ここで時間切れ・・・・・。
とういうことで、正解を発表します・・・・。
正解
船で遭難した男性と男性の恋人と友人。食料と水が底を尽き飢餓状態になり、男性の恋人は残念ながら衰弱死してしまいました。このままではこの男性も友人も死んでしまいます。意を決した友人はその亡くなってしまった彼女の死体を調理して男性に「これはウミガメのスープだよ」と嘘をついて食べさせたのです。「彼女を食べよう」という言い方では絶対に男性が食べないと思ったのです。男性を救うための嘘を友人はつきました。
その後なんとか飢えを凌ぎ、他の船に助けられて男性と友人は無事生還しました。
生還したのちに海の見えるレストランへ行き「ウミガメのスープ」を食べたのです。「遭難中に食べたウミガメのスープ」と全く味が違った為、その時に初めてウミガメではなく、自分は愛する恋人を食べてしまったと男性は悟ったのです。
はじめてこのお話を聞いた方で答えがすんなり分かった方は居られますでしょうか。私的にはかなり難しい問題でした。ヒントが無ければ到底辿り着かなかったと思います。この物語の現在ではなく、過去や未来、そういったものに目を向ける事が出来たなら、もっともっと早く答えに近づくことが出来たと思います。
かなり賢く鋭い方、変わった考え方、変わった視点をお持ちの方、いち早く答えに近づくことが出来ると思いますので、是非皆さんもこの水平思考クイズ仲間内でやってみて下さい。
ということで今日はここまでです。
それでは、また。