お疲れ様です。
ダメと言われたら、逆にやりたくなる心理が好きなエイルです。
私は結構小説を読むのですが、皆さんはどんなジャンルの本を読まれますか?
私はこのエイルブログで、私が今までに読んだ本を紹介しました。
変な家、出版禁止、プロレタリア芸人と今まで3冊の小説を紹介しました。
それらの記事はこちら
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全て一風変わったタッチの作品なのですが、どれも読もうとすると結構長いです。
長い本を読まない人向けに何かないか・・・・。
サクッと読める面白い本は無いのか、色々と考えました。
ありました・・・・・。
上記で紹介した、出版禁止の長江俊和先生が書いている禁止シリーズの一つ。
「放送禁止」です。
題名からガツンとくるこの感じ・・・・・。たまらないです・・・・。
この放送禁止ですが、出版禁止と違って、短編小説形式になっています。
その短編の中の「呪われた大家族」という物語を紹介したいと思います。
ページサイズとしては約60ページで、長文読むのが苦手な方もサクッと読めます。
たった60ページの作品ですが、良く纏まっておりとても読みやすいです。
ただ、少々気味が悪いですが・・・・・。
出だしは本当によくある一般的な家庭のポップな感じです。小さい子ども達が遊んでいて、とても楽しそうな雰囲気です。
大家族に密着取材する話なのですが、なんかこの家族・・・・違和感があるんですよね。疑えば疑うほど変な感じです。
題名からくるものでなく、多々情景が急変するシーンがあるのです。
家庭には様々な問題を抱えている事が多いです。
貧困問題、金銭問題、近隣トラブル、家庭内暴力、いじめ、引きこもり・・・・家庭では外面的で見えるものもあれば、内面的で周りに見えない物もあります。計り知れない部分に切り口を入れた作品なのです。
一見幸せそうに見える家庭でも、必ずしもそうではありません。
幸せでなければならないというわけではありませんが、一度きりの人生なら幸せでありたいと願うのが普通かと思います。
この家庭では、受験を控えたお子さんが出てきます。毎日勉強で大変です。
忙しそうに毎日夜中まで勉強をしています。
しかし、この家族にはルールが多く存在します。そのルールを破ると・・・・・。
有名シリーズですのでもう既にお読みになられた方に聞きたいのですが、この題名の通り、呪いによる災いであるのであれば仕方がないのかもしれませんが、人為的にされたもののような気がしてならないのは私だけでしょうか?
小説と映像作品の両方があるそうです。私は映像作品の方はまだ見ておりませんが、その辺りが上手く描写されているといいなと思います。良く行くレンタル屋さんで借りてみようと思います。
しかし・・・度々物語に登場する「肉の佃煮」というこの家庭での名物オカズ的なものがあるのですが・・・・・
一体何の肉を使っているのだろう・・・・・・。
何故佃煮のように強い味付けの物に、しなければならなかったのでしょうか・・・・・。
そればかりが私の中で唯一引っ掛かって、不思議な部分として残っています。