清々しいメンバーで集まり、心・技・体に挑戦した日があった!!

スポーツの話

お疲れ様です。

THE エイルです。

皆さんは友達と共同作業をした経験はありますでしょうか?

 

何年か前のある日、私達は様々な色のスポーツウェアに身を包み、車に乗りとある場所に向かっていました。

全員不摂生で、日頃から内臓脂肪を溜めガチで、全員ずんぐりむっくりになってきた事もあった為、友人のキマリから少し、少しでいいから体を動かそうと薦められました。ごちゃごちゃやらない理由は良いから、とにかく一回集まろうという事でした。

キマリに言われるがまま、キマリ家最寄り体育館に集合しました。

キマリ「バスケットボールをやろう。」

いっしープロ「お、いいねー♪」

ベア「やるでやるでーい」

いとうし「おーし!!突き指気をつけよっと。」

私「やろう!!突き指もだが、誰かがアキレス腱切らないことを祈りたい!!」

バスケットはみんな大好きでとても楽しいスポーツです。

 

 

いくつになっても運動は良いものです。

因みにキマリといっしープロの2人はバスケの経験者でした。

2人共現役時代はポイントガードというスピードを活かした攻撃と守備を繰り出す起点となるポジションをやっており、その運動量と多彩なパスで攻撃するフォワードやセンターへアシスト、時に速攻やアウトサイドからの攻撃など、ゲームメイクを託された重要な役割をやっていました。過去の財産がある為、準備はしっかりと、何年も前から出来ていました。

ベアは持ち前のテニスや野球で養ってきた運動神経を磨き、当日を迎えました。

私といとうしは前日、漫画喫茶でスラムダンクをしっかり読み予習してから今日を迎えました。備えあれば憂いなしという所でしょうか。

 

5人とも肩で風を切り、意気揚々と体育館に入っていきました。

 

全員柔軟を腱が切れるくらいしっかりやり、パス練習からのレイアップ練習。

スパっ!!!

シュートが決まり、勢いよくボールがネットに吸い込まれて行きます。

皆さん知っていると思いますが、ボードに当たらずシュートが入ると滅茶苦茶気持ちがいいです。

スラムダンクの三井寿(18)が言っていた「この音が何度でも俺を蘇らせる。」という言葉が本当によく分かります。

 

試合が始まりました。始まると本当に走りっぱなしです。

私「よぉし!声出していこうぉ!!!!」

全員「おー--!!!!」

いっしープロ「キマリ!!ヘイ!!」

キマリ「よっしゃ!」

ベア「ヘイヘイヘイ!!!」

いとうし「ナイスパース!!!」

私「いっしー!ナイス!!」

いっしープロ「任せろ!!」

キマリ「エイル!中入れ!!」

私「任せろ!!」

いとうし「あー惜しい!!!」

ベア「戻れ戻れ戻れ!!」

私「ファールだろそれ!!」

キマリ「ダブルドリブル多すぎるぞ!!」

・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・

 

 

 

全員「・・・・・・・・・・」

 

 

・・・もうだめだ・・・・。

 

最初こそ、みんな声を出して勇敢に走り回っていたのですが、長い時間それが続くと全員、カタツムリ並みのスピードに下降していきました。

声を出すというかもぉ、返事すらしなくなりました。

オールコートの目まぐるしい攻守の切り替わり、そして常に1手先2手先の読み合い。これがバスケの凄さ、素人が感じる難しさなのでした。

 

スパッ!!

 

たまに弾丸シュートが炸裂するのですが、何故か三井寿のように一切蘇りません。攻撃が終われば、またディフェンスに戻る為直ぐに走り出さなければなりません。むしろ音が聞こえる度に、死に向かっていきます。

何分か経った頃、全然動けなくなり、攻守が切り替わっても初期位置から動くことは無く、へんなボールの回し合いが始まりました。

カタツムリよりも動かない人間がまた一人・・・また一人・・・・増殖されていきます・・・。どんどんその病気が感染していきます・・・・。

動かない人間が5人・・・コートの各所に立っています。次第に交通量調査のバイトのように座ってプレーをするようになっていきました。

肩で息をし始めて、もぅ内臓が潰れそうになっていきました。

 

 

 

キマリ「・・・・はっはっはっは!」

ボールを取りドリブルを始めたキマリが今のこの情景を見て笑い始めました。

 

全員がその場で倒れていました・・・・・。

 

 

私「キマリ・・・完全に全員ミスキャストだわ・・・・。ちょっとタイム・・・・・」

いとうし「はー・・・はー・・・・」

私「3ON3にしよう・・・。一回進むと戻れない・・・・。」

いっしープロ「・・・おぉ・・・そうだな・・・・・」

ベア「・・・1回・・1回だけ休憩挟もう・・・・」

 

 

全員(助かった・・・・・)

 

 

ハーフコートに切り替え、再びバスケ(地獄)を始めました。

動けているうちは滅茶苦茶楽しいのですが、スタミナが底をつくと、急激にボールが重くなり、足がついていかず、今までの自分では無い、別人のような気がしてきます。

 

私「てか・・・こんな走りっぱなしのスポーツ・・・・よくやってたな・・・・。」

キマリ・いっしープロ「・・・・それはもぉ・・・昔の話だ・・・・。」

 

何度目かの休憩の時、私は麦茶を飲んだと同時に急にこんな事を思いつきました。

 

私「・・・・みんな・・・・・フリースローだ・・・・」

 

ベア「・・・何言ってんだ・・・・。フリースローって・・・もう帰り支度かと思ってんのにこっちは・・・・。」

私「みんな大好きフリースローだ・・・。みんなで力を合わせて・・・・5人連続フリースロー決めないと帰れませんをやるぞ!!・・・・体力はあれだけど・・・・俺達の精神力を見せてやろう!!」

全員が私の方を見ました。

 

いいねー、なんかかっこいい・・・

 

いとうし「それなら、走らなくていいし・・・・いいかも。」

いっしープロ「楽しそうだけど、帰れないの?・・・」

私「絶対に帰らない!!・・・このまま帰っても死ぬほど酒飲んで、カラオケするだけだ・・・・。みんなでやり遂げた達成感を感じたい・・・・。」

ベア「確かに・・・それは良い・・・・やろう・・・・」

キマリ「・・・みんなに一応言っとくけど・・・・俺もいっしーもガードだからな、フォワードみたいにスパスパスパスパ、ミドルレンジが決まると思わないでくれよ・・・・。・・・・俺なんだったらスリーの方が得意だし・・・。」

 

 

うるせぇ!!保険をかけるな、始めるぞ!!

 

 

走りっぱなしの今までも地獄だったが、本当の地獄はここから始まるのだった・・・・・。

 

 

まさかの、・・・・・次回に続く!!

 

歳取ったら全然走れないからみんな気を付けてね!!

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