お疲れ様です。
本日も競輪グランプリの記事です・
前回までのお話はこちら
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年末の風物詩競輪グランプリに投票している私、先輩のにしまさん、後輩のイササカ。
私・イササカ「にしまさん!次も当てて下さいね!」
にしまさん「おうよ!!」
にしまさんは気合が入っています。ここまで当ててはいるものの、お得意の買いすぎグセが発生したり、オッズが伸びなかったり、欲が前に出過ぎて負けまくっています。色々と言っていますがこれは全て言い訳です。これが競輪なのです。
しかし、ここまでしっかりと3連単、そして2連単がそれぞれいい感じに当たっています。今日は間違いなく調子が良いと考えて良いでしょう。
にしま「次も行くどー!!」
第7レース目
3人「いけぇええええええ!!!!!」
完全に博徒です。賭博場の片隅の光景です。
ここまで来ると知っている選手や応援している選手が出てきます。熱気が物凄いです。
しかし我々は常に穴を狙っています。その知っている選手達に賭ける事はありませんでした。何故なら有名な選手だと仮に当たってもオッズが低いからです。
因みにこれまでにしまさんが当たっているのはあくまで押さえなので、我々が欲しい穴が当たっているわけではありません。
しかしいつも思うのですが・・・・
穴を狙っていると、顔が変になります。変になって行くんです。
これは冗談じゃなく本当です。穴を狙い続けている時にトイレの鏡を見てみて下さい。
確実にいつもより顔が変になってます。
にしまさん「おっしゃああああ!!!!」
にしまさんの雄たけびがコダマします。
倍率3連単で10倍を切っていました。ガチガチの本命がきてしまったそうです。
イササカ「これは安い!ド本命ですわ!」
にしまさん「うわぁあ、オッズ見ずに買ったやつが大本命だったとは・・・・」
肩を落とします・・・・。
しかし、3レース目から7レース目まで5連チャンで当たっています。なんという強運でしょう。
私「こんだけ当たってたら普通勝ってますよ(笑)」
にしまさん「だよな(笑)何故か大負け中(笑)」
イササカ「奇跡が起きてる(笑)」
カオスです。
こうなってくるとカオスです。
にしまさんは一切ふざけていません。ただただ普通に競輪をやっているだけなのです。
第8レース目
にしまさん「もうどうでもええ!!いけぇー!!」
やぶれかぶれです。
今度は自分が思うものにしっかり賭けています。
・・・・・・
・・・・・・
にしまさん「・・・・・。」
私「にしまさん、このレースも固かったですね。3番人気ですね。」
にしまさん「固いな、大穴来ないかなぁ・・・・。」
全員変な顔になっており、面白くないレースが続きます。
自分が思ったやつに思い切り賭けると外れる・・・。
最終的ににしまさんは12レース中10レース的中という凄まじい的中率を見せてくれました。
10回連続で3連単か2連単のどちらかが当たっています。これはもう凄い確率です。
なのに、なのに大負けなのです。なのになのです。
にしま「もう行かん!!行かんぞ競輪は!!」
私「はい!!辞めましょうやこんなもん!!こんだけ当たってんのにマイナスって賭け事としておかしいですよ!!」
イササカ「2人が辞めるなら僕も辞めます!!」
イササカが手を挙げます。
私「そんなね、お前だけ辞めさせないぞ!!俺も辞める!!」
私も手を挙げます。
にしまさん「2人が居ない競輪なんて、そんな競輪に俺は未練ない!辞める!!」
にしまさんが手を挙げました。
本来ならここでどうぞどうぞ・・・ですが・・・・
シーーーーーーン
私達は飲みに行きました。金が無いのに飲みに行きました。
にしまさん「競輪辞めたお金を飲み代に充てれるなこれから!!」
私・イササカ「いやぁー良かった良かった♪」
1週間後・・・・・
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私「にしまさぁー--ん、イササカぁー♪」
3人「あけましておめでとうございます!!今年こそ当てるぞー!!」
イササカ「今日こそ当てますよ!!♪」
にしまさん「おうよ!!勿論!!」
私「今日もねらい目のレースがあるんですよ♪当てて飲みに行きましょう!!当たらなくても飲みに行きましょう!!」
3人「はっはっはっは!!」
にしまさん「おっしゃあ!!飲むでーい!!」
元気に競輪場に集まる競輪三銃士の姿が!!!
あの年末に決意した辞める辞める詐欺のコントはいつまでもいつまでも続くのでした。
完
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