友人と創意工夫し、〇〇鍋を作ってみました!!

料理の話

お疲れ様です。

いよいよ60記事到達しました!ありがとうございます!

エイルです。

 

 

私は学生の頃、お金が無いのでよく友達と自炊をしていました。

 

友人のあっちゃんから連絡が有り、アパートに実家から野菜が届いたので、豪勢に鍋でもやろうやという話になりました。

 

よっしゃあああああ!!!!!

 

私は非常時に食べようと思っていた凍らせた豚肉をスクーターの座面の下に入れ、あっちゃんの家に向かいました。

 

到着するとあっちゃんは野菜を切っていました。

私「うぃー♪作ろうぜー♪」

あっちゃん「ようさん(関西弁で沢山という意味)届いたで野菜がー」

 

にんじん、白菜、キャベツ、玉ねぎ・・・・

私が持ってきた豚肉もあります。

酒池肉林・・・・・。

 

こんなに嬉しい事はありません。独身は基本的にビタミン不足で、ビタミンはオロナミンCで補給します。なので野菜や果物のような天然のビタミンの摂取ほど嬉しい事はありません。

 

私はご飯を炊き、持ってきた豚肉の解凍を始めました。

 

あっちゃんは野菜を切り終え、土鍋を用意していました。

 

私「よーし、鍋に入れようぜー」

 

あっちゃん「・・・・・」

 

 

鍋の素が無い・・・・。

 

しまったぁ・・・という顔をするあっちゃん・・・。

 

私「え?マジで?・・・水炊きみたいにする?・・・」

 

水炊きも何も、出汁が無いのでシンプルなお湯です。湯通しして塩か或いはしょうゆをかけて食べなくてはいけないようです。

 

あっちゃん「ポン酢も無いな・・・・・」

 

どうもポン酢を切らしてしまっていました。

 

私「どうする?鍋の素買ってくるか?・・・500円くらいで買えるかな?」

 

あっちゃん「いや・・・・ここは・・・素も俺達で作ろう!!」

 

私「なんだって?!」(三文芝居)

 

 

今あっちゃん宅にある物を使い、鍋の素から作る事にしました。

 

私とあっちゃんは戸棚をひっくり返し、今ここに有るありったけの調味料を出しました。

 

塩、コショウ、酢、醤油、ソース、チューブのショウガ、チューブのニンニク、カレー粉、酒(焼酎)、ビール・・・・などなど・・・・。

 

戸棚をひっくり返したら、使える物もありましたが、賞味期限切れの怖いものが山ほど出てきました。

 

私「よーし作ろう」

 

私はとりあえずベースとなるであろう、しょうゆ、酢、塩コショウを鍋にはったお湯にぶち込みました。

 

あっちゃんが途中更に調味料を入れ、調整していきます。

 

グツグツグツ・・・・・。

 

色はそこそこついていて、いい感じです。

 

いい匂いがしてきました。

 

でもその匂いは、豚肉を煮込んだ時に出ている匂いでした。

 

あっちゃん「隠し味に・・・ショウガを入れて・・・・。」

ミョオオオオー(チューブで入れる音。)

 

チューブのショウガを入れて出来上がり♪

 

 

あっちゃん「エイル、味見してみよう。結構入れたで調味料。」

私「よし食べてみようぜ。」

 

ズズッ・・・・

ズズッ・・・・・

・・・

 

 

スープを飲む二人・・・・・

 

 

2人「・・うっす(薄)・・・・・」

 

私「ただのお湯・・・・。味せんくない?」

あっちゃん「おっかしいな、結構入れたで調味料。」

私「だよな、俺も入れた。」

 

独身学生の2人には出汁を入れるという発想がありませんでした・・・。

 

ショウガチューブや、匂いの強い酢を入れて、再度味見・・・・。

 

 

 

2人「・・くっさ(臭)・・・・」

 

私「あっちゃん待て待て、これヤバい方向に行ってしまってるわ(笑)」

 

あっちゃん「やばいやばい(笑)あっ・・・アク取りか?アク取りしてへんからかな。」

 

豚肉から出るアクを取り直し、再度味見したのですが、味は変わらず、なんだか臭薄い(くさうすい)のです。

 

アク取りはそんなに関係がありません。

 

私「あっわかった、味付けが弱いんだわ。他なんか調味料ないん?」

 

あっちゃんと私は再び戸棚を開けました。

 

戸棚の中に何か突破口は無いか、一生懸命探しました。

 

すると、戸棚の四隅にカチッとハマっている四角の銀紙に包まれたブロックを発見しました。

 

私「何これ?」

あっちゃん「何それ?」

家主のあっちゃんも分かっていませんでした・・・。

 

そのブロックと取り出し、銀紙を開けた所・・・。

 

私「あっコンソメだ♪」

カルビーのコンソメパンチのような匂いがした為すぐに分かりました。

 

あっちゃん「コンソメええやん♪入れとこ♪」

 

私はいつ頃買ったかが分からないそのブロックをありったけ入れました。

 

台所にコンソメの匂いが立ち込めました。

2人「いいねー♪」

あっちゃん「よし、隠し味でチューブのショウガを入れよう。」

ミョー・・・(チューブからだす音。)

 

私「味見しよう。」

 

 

パクッ・・・・・。

 

 

 

2人「まっず(不味)・・・・。」

 

コンソメが他の調味料と混じってしまい、結果的に台無しになってしまいました。

 

うすくさまずい鍋が完成してしまいました。

 

 

結局、このままでは食べれないので、私の家からポン酢を持ってきて水炊きのようにして食べました。

 

あっちゃん「結局ポン酢(笑)」

私「これが結局一番美味い(笑)」

あっちゃん「うめー♪」

 

2人「はっはっはっはっは!」

 

笑いました。結局散々調味料使って、ポン酢です。

 

2人で試行錯誤して作ったうすくさまずい鍋は最高でした。

 

出汁の話を後で他の人間から聞いた時、目をまんまるにして2人で聞いていました。いい思い出ばかりで、学生時代は本当に楽しかったです。

 

 

 

あっちゃん「・・・しっかしなぁ・・・コンソメなんか買ったかな・・・・。」

 

 

こっわ(怖)・・・・・・・・・。

 

以上、こわうすくさまずい鍋でした。(怖薄臭不味鍋)

 

 

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