お疲れ様です。
元ＲＰＧツクーラーのエイルです。
全５章のエイルクエストもいよいよ４章に突入しています。
今までの章とタッチが違う流れを書くのは少し大変でしたが、これもまたスパイスとして、そしてエイルクエストの最後に向けて一つの演出として飛躍させていかなくてはいけません。
前回までのＲＰＧツクールはこちら
↓
海岸でミイが叫びます。
ミイ「ちょっとあんた大丈夫！？」
エイル「おい！しっかりしろ！！」
セリカ「待って・・・足を怪我してるじゃない！！」
セリカが手持ちの薬草と包帯を男の足に巻き付けます。
倒れている、大柄の男に声をかけ続けます。
男「うっ・・・うっ・・・・うっ・・・」
その大柄の男の意識が戻ります。
エイル「肩を貸したら歩けるか？？」
男「すまねぇ・・・」
大柄の男をなんとか３人で起こして、ここから比較的近くのエイルの家に向かいます。
エイル「俺の家の奥の部屋に大きなベッドがある。そこで寝転んで休んで貰おう。」
・・・・・・
突然の登場人物・・・・これが新しい展開を呼びます。
登場人物とは流れを変える為にどうしても必要です。展開を広げる必要がある時は、登場人物を多めに作っておく必要性があります。物語に意味を持たせる意味でも最重要となります。使用するかどうかは別にして、すこーし多めに作っておくといいかもしれません。
しかしあまりにも多く登場人物を作ると、「こいつ誰だっけ？？」ってなっちゃうので少しキャラ強めで設定していきましょう。
その夜・・・・
目が覚める大男・・・。
男「誰か知らんが・・助けてくれてありがとう・・・。」
ミイ「あーよかった！目が覚めたのね！」
セリカ「よかったら水でも飲んでよ。」
セリカは水を差しだします。
エイル「一体何があったんだ？名前は？？」
男「俺の名前はリーグ・・。乗っていた船が難破してしまって、なんとか一人で泳いで海岸まで辿り着いたんだ。」
エイル「他に仲間は？？」
リーグ「大勢居たが、恐らくもう誰も助かってないだろう・・・。」
ミイ「・・・・身なり見る限り・・・・・海賊でしょ？」
海岸に一緒に流れ着いていたリーグの物と思われる片手斧をエイルの家まで持ってきていました。
リーグ「まぁ・・・・そんな感じだ。」
セリカ「えー凄いホントに居るんだね！海賊って！」
エイル「・・・まぁこんな狭い所でよかったら、ゆっくりしていってくれよ。こうなったら完治するまで居てくれよ。」
リーグ「・・・助かるよ。本当にありがとう。必ず恩返しするから。」
エイル「いいんだよそんなこと。体を治すのに専念してくれ。」
この日本ではなかなかない会話・・・・。こういうのが作りたくてＲＰＧツクールをはじめたと言っても過言ではないでしょう。
普段使わない言葉、今とは違う世界。そういうものをこのＲＰＧツクールで具現化できます。
こういうお話があったらいいのにな、そういうものも全てここで作る事が出来ます。
それから暫く月日が経ち、リーグの足が徐々に良くなってきます。
椅子に座っているリーグから剣を教わるミイ・・・。
リーグ「ミイは普段からこんなデカい剣を背負っているのか？」
ミイ「そうそう、どう？」
リーグ「うーん・・・戦士って言うのは、必ずしも攻撃力の高い武器を装備すりゃいいってもんじゃない。自分に合った武器を装備するというのが理想だ。」
絶対に普段のリアル生活でこんな事を言いません。かけ離れています。
ミイ「あー－・・・・確かに私の体系に大剣は重いかもね・・・・。」
リーグ「俊敏さを活かして、少し短い剣に変えるのもありだろうな。」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
エイル「・・・・・・・」
セリカ「・・・・・・・」
森の中でポンチョを着て、身を隠しながら走っているエイルとセリカ・・・・。
今日は村長から魔王軍偵察の指令が出ていました。
セリカ「１・・・２・・・・３・・・・・」
エイル「今日は魔王様の近衛兵が４匹居るな・・・・。」
セリカ「あの大きな怪物が近衛・・・・・・私達で倒せるかしら・・・・・。」
エイル「１匹くらいならどうにかなりそうだけど・・・纏めて来ると戦力的にきついかもな。」
エイルはノートにそれぞれの絵をかいています。
私が住む村にも序列がありますが、魔王軍には魔王軍の序列というものがあります。
魔王を討つには、当然ながら魔王の部下を倒していかなくてはなりません。
ピンポイントで魔王だけを倒す事など不可能に近いのです。
レジスタンスである以上、行動を魔王に悟られてはいけません。水面下で、周りに見えない部分で密かに行動する事を心がけないといけません。
いつも私たちの村に伝令で来る、スナイパー。
背中の大きな翼を広げて優雅に空の巡回警備をしています。竜人という種族で、半分人間、そして半分はドラゴンです。
このスナイパーという男からいつも私達に指示が出ます。それをこなすのが私達の普段の仕事でした。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
今日はここまでにしときましょう。
説明が長くなってしまって、結局本編があまり進んでいませんが、このエイルクエスト４章を是非楽しんで貰いたいです。
それでは、また♪
