お疲れ様です。
私の息子のエイルジュニアが昨日も今日もマリオカートをやりまくっています。
私はマリオカートであれば、ロイやルドウィックなどのコクッパキャラ(クッパの子ども達)を使うタイプです。
エイルです。
コクッパを使う私は社会人になる前に、アルバイトをしていた事がありました。人材派遣の会社に登録しており、そこで様々な職種のアルバイトをしていました。
引っ越し屋さん、工場、飲料検品、試験監督、工事手伝い、品出し、ピッキング(配送先の荷物準備)などなど・・・・。日勤から夜勤まで、本当に様々な仕事をしていました。
私にはタカノという友人が居り、彼とほとんど一緒の現場で働いていました。中学生の頃から仲が良く、どこかの現場でたまたま一緒になった事がきっかけで、そこからまた連絡を取り合い、仕事の時は一緒に居るようになりました。
今日はタカノと共に大型スーパーの品出しのバイトをしていました。この仕事は大体週3位で入っており、結構内容的に慣れてきていました。大きなのカーゴをそれぞれのレーンに持って行き、そこに補充していくのが私達の仕事でした。
慣れて来て、このスーパーの品物配置も徐々に分かってた為、お客さんからの「醤油どこにあるん?」などの質問にも徐々に答えられるようになってきました。
バイトの先輩達が休憩時間に「俺さぁ、品出しの仕事中に○○ってどこにある?ってお客さんから聞かれるじゃん?あの時ホントに辞めたくなるよぉ・・・・。」「わかるわかるぅー-・・・・」「俺も俺もー-辞めたいー・・・」という内容の会話を何度も何度も聞きました。
・・・そんな良くありそうな事で辞めたくなるのなら、もっと嫌な事があったらどういう対応するんだろうなぁ・・・。私のアルバイト環境はそういう体質の集団の集まりでした。俺達は先輩達とは違うと信じながら、タカノと身を寄せ合い、細々とアルバイト生活を過ごしていました。
そんなある日・・・・
社員「皆さんすいません。今日からですね、シルバーさんが入ります。」
私「シルバーさん??・・・・・」
タカノ「どういうことなんだろう。」
社員さんが全員を集めてそんな貴金属的な事を言い始めました。
シルバーさんとは、シルバー人材派遣センターという退職された65歳以上の人生の大先輩が登録している派遣会社の事でした。その時は世間知らずで全然知りませんでしたが、各地にそのような機関があるようで、本当に沢山の方が働いておられました。
社員「アルバイトの皆さんはシルバーさんに品出しのやり方を教えてあげて下さいねぇ。」
全員「はぁーい、わかりましたぁー。」
シルバーさんと2人1組で品出しをやる事になりました。私は70歳過ぎくらいのおじいさんと一緒にやっていましたが、生真面目でしっかりされていて、あまりこちらから教える必要なさそうでした。
私は幼少の頃おじいちゃん子だったので、高齢者の方とふれあいは好きでした。なんだったら尊敬の念もあります。
タカノの相方は60代半ばのおばあさんでした。元々、若い頃はこのスーパーで事務をしていた事があると言っておられました。
タカノ「この賞味期限の古いのを・・・取り出して前に持ってきます・・。」
おばあさん「はい・・・・。」
タカノ「敬語なんて使わなくていいんですよ。」
おばあさん「はい・・・・。」
教える事以外は、無言で黙々と品出しをやっていました。この仕事ですが、本当に結構無言で黙々と出来ます。やり甲斐があるとかそういう事ではありませんが、お菓子の品出しであれば新製品とかをいち早く確認する事が出来ますし、自分が食べたいお菓子を見つける事が出来るので考え方によってはそれぞれの品物のニューカマー情報が入ります。
数時間もすると、品出しにだいぶ慣れてきたようで、そのおじいさんおばあさん達はしっかりと仕事をしていました。
タカノ「すいません、ちょっと僕トイレ行ってきます。」
タカノはコンビのおばあさんにそう言ってトイレに行きました。
少し早歩きで、離れた場所にある従業員トイレに向かって行きました。
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タカノ「・・・・・・」
トイレに到着し、用を足して振り返りました・・・・。
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タカノ「よし・・・・・うわぁぁぁああ!!!!」
タカノが振り返った先には品出しコンビのおばあちゃんが立って居ました。
なんと、男子トイレの中まで入って来ちゃっていました・・・。
タカノ「なんで居るの?!(笑)ここ入っちゃだめですよ!!」
おばあちゃんはタカノの声が聞こえなかった様子で、何かあると思ってトイレまでついてきてしまいました。
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タカノ「いやぁビックリするじゃないですか(笑)」
おばあちゃん「ごめんごめん。あなたがいきなり離れたから(笑)」
一緒にトイレに行ったことで、帰ってきたらだいぶ仲良くなっていました。
強烈なファーストブレイクだったようです・・・。
私「2人共居なくなったんで、本当になにかあったかと思っちゃいましたよ(笑)」
タカノ「おばあちゃんが早速サボりを覚えたって事で(笑)」
全員「はっはっはっはっは♪♪」
おばあちゃん「こういうタイプが一番飲みに連れて行くと厄介(笑)」
タカノ「いえいえ、トイレ同伴されるんで、飲みは遠慮しときますよ(笑)」
あばあちゃん「あんた面白い男だねぇ(笑)」
私「良い職場だなぁ。」
3人で、いつもの無料のお茶を飲みながら休憩していました。