お疲れ様です。
エイルです。
今日も兄のように慕っているにしまさんの若い頃のお話です。
前回までのお話はこちらです。
↓
どうにかこうにか先輩クニさんが働く牛丼屋さんに到着したにしまさんとオオホリさん。
にしまさん「クニさん!お疲れ様です!」
オオホリ「お疲れ様です♪」
クニ「おおにしまとオオホリ、遅かったじゃねぇか。まぁ今日はワンオペだ。ゆっくり食べてってくれよな。」
にしまさん・オオホリ「はい、ありがとうございます!!」
とにかくお腹が減っており、即大盛りを発注しました。
オオホリさんは並盛です。お腹減っていないのかな?
にしまさん「オオホリさんはあんま食べられないですか?」
オオホリ「食べられるけど、何杯食べるか分からないから並で良いよ♪それよりにしまくん、僕の分まで食べてね♪」
にしまさん「??・・・・はい。」
はぁぁぁ????
クニ「お待たせ!!」
クニさんは直ぐに持ってきてくれました。
牛丼のとてもいい匂いが立ち込めてきます。
うわぁー---♪
器の中からキラキラした光が飛び出してきました。
宝石箱だぁ♪♪
にしまさん・オオホリ「いただきまーす!!」
クニ「おかわりもう作っとくからな、沢山食べろよ♪さっき言った通り、俺のおごりだから♪何も気にするな♪」
にしまさん「はい!ありがとうございます!!」
器に噛み付くんじゃないかという勢いで牛丼を食べ始めました。
モグモグモグ・・・・・
にしまさん「うまぁー!!♪おかわり下さい!!」
クニ「はいよっ!」
直ぐ横から牛丼が飛び出してきます。
わんこそばかよ!!
しかし本当に美味しいのです。
にしまさん「これは無限に食べられます!おかわり下さい!」
直ぐに牛丼が出てきます。
クニ「おうよ♪だろ?でもよかったわ♪マズいって言われたらどうしようかと思ったわ。」
にしまさん「ははは。先輩に作って貰っててマズくてもマズいって言えないですよ(笑)」
クニ「そうだよな(笑)」
この時はまだシャレを言える余裕がありました。
しかし、4杯目に到達した時、さすがに飽きてきたし、口に通りにくくなってきたのです。
俺が大食いだと他の連中から聞きつけて、沢山居る後輩の中の代表で俺を呼んでくれたんだ。たった4杯でもう食べられませんって言えるわけがない・・・・。
オオホリ「クニさん、卵って貰っても良いですか??」
クニ「いいよいいよ。にしまも卵要る??」
そうか・・・・卵があると流し込む感じでスムーズに入るかも・・・・。卵お茶漬け戦法だ・・・。
にしまさん「はい、自分も下さい!!」
にしまさんは生卵をゲットしました。即牛丼に装着します。
いくぞぉ!!・・・・
ズルズルズル!!!!
麺類???
牛丼なのに、ザル蕎麦を食べているような音がします。
にしまさんは牛丼のことをよく「飲み物」と言います。そういうことでしたか。
にしまさん「おかわり下さい!!」
クニ「おう!どんどん食べろ!!」
クニさんもノッています。
本当にガチのフードファイターみたいになってきました。
今日は新しい自分に、出会う事が出来るかもしれません。
卵お茶漬け戦法で杯数を稼ぐにしまさん・・・・。
これはもう、自分の為に食べています。もう一段上のランクの男になる為に食べているのです。
ついに大台の10杯目・・・・・・。
にしまさん「・・・・・・・・・・・・・・」
目から牛丼が出そうだ・・・・。
流石にいよいよ限界が近づいてきたようです。汗が止まりません・・・。
クニ「にしまぁー-・・・・ちょっと卵の在庫が厳しくなってくるかも・・・・・。」
厨房にある冷蔵庫を開けながらクニさんは答えます。
11杯目の牛丼に卵をぶっかけて、卵で綴じます。この作業を何回も繰り返してきました。もう、この作業にかけてはプロです。
ズルズルズル!!!!!
これは牛丼ではなく、ザル蕎麦だと言い聞かせました。
11杯目を食べ終わりました。卵の在庫管理の事があるので一旦ここで終了。
にしまさん「ふぅー・・・・食いました・・・・。」
腹を出してトイレで鏡を見た所、自分の体が真円になっていました。
ほ、星のカービィみたいになってやがる・・・・。
あっ・・・そういえばオオホリさん・・・・。途中から気にしてなかったけど・・・あの人は一体何杯食べたんだろう・・・。
最終結果
にしまさん
牛丼大盛6杯、並盛5杯(合計11杯)
卵22個
オオホリ
牛丼並盛1杯
卵1個
サラダ1皿
プリン1個
オオホリャアー!!
人が死ぬほど頑張って食ってんのに・・・この人は普通に食事に来てるじゃねぇか・・・・。
ブゥーーン!!
クニ「あっ!!来た来た、夜間便が来たから卵補充できるわ。にしま、第2ラウンドいけるわ。並作っとくぜ!!」
殺す気かぁ!!!!
完
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