今までで一番難しかった問題はなんですか?

子どもの頃の話

お疲れさまです。

エイルです。最近家で勉強をしていない為、頭を使う事が激減していると感じています。

皆さんは、今までの人生の中で一番難しかった問題はなんですか?という質問に対して即答出来る方おられますでしょうか。

私はあります。

 

子どもの頃の話なのですが、ゲキムズなクイズがあり、相当頭を悩ませたことがありました。

絶対に解けない問題と格闘している幼児たちのお話です。少し長いですが読んでみてください。

 

 

私は以前書いたブログに既に公開しておりますが、幼稚園に通っておりました。

私が通う幼稚園では何か月かに一度、参観日が行われており、その度に両親や祖父が来てくれていました。

私の両親は共働きで祖父は自営業だった為、一般的に見て大変忙しい家庭ではありましたが、半休行使や仕事の合間を縫って私の為に参観日に来てくれていました。ありがとうございました。

今では私が子どもの行事に参加する側になりましたが、参観日は子ども達の成長を感じることが出来るとても良い場所である事は言うまでもありません。参加すれば全て分かります。

 

この日の参観日は、レクリエーションの参観日でした。先生が書いたカードにクイズが書いてあり、そのカードを子ども達の家族が読み、それを園児が挙手して答えるという、いたってシンプルなレクリエーションでした。

とてもシンプルではありますが、それがとても盛り上がりました。

私の友人のお母さんやお父さん達が読み、挙手して答えましたが、問題のレベルが本当に丁度良くて、みんな当たったり当たらなかったりでした。

「パンはパンでも食べられないパンは?」

まーくん「・・・フライパン!!

「フライパン正解!!」

わー--い!!

 

「体が硬くて手足をひっこめる事が出来る動物はなぁに?」

まいちゃん「・・・・・カニ!!!

「正解は・・・・カメさんでした♪」

「きゃあー--!!!まちがえたー!!」

 

「鳥の中で一番足が速いのはだーれだ?」

たけしくん「・・・・・アホウドリ!!

「正解は・・・・鳥類で一番大きな・・・ダチョウさんでしたー♪」

「わぁー--!!!!!」(その場に崩れ落ちる園児達)

本日も教室が揺れるほど盛り上がっていました・・・・。

 

 

私「今日はおじいちゃんが来てくれてる・・・・。」

今日は本当に珍しく、祖父が私の為に参観日に来てくれていました。忙しい仕事の合間に来てくれていました。ありがとう、そしてごめん。

 

こうなったらどうしてもおじいちゃんにクイズを読んで貰いたい・・・・。

なので私は滅茶苦茶でかい声で「おじいちゃんが読む!!おじいちゃんが読む!!」と連呼していました。

しかし、なかなかおじいちゃんが読む番になりません・・・。

時間だけが過ぎていきます・・・・・。

 

 

カードが残り一枚になりました・・・・・。

先生「最後1枚になってしまいましたー!!」

私「おじいちゃんが読むー-!!!

ここで今までで一番大きな声を出した所・・・・

先生「よー--しそれじゃあ、・・・最後はエイル君のおじいちゃんに読んで貰いまーす!!」

先生は祖父にカードを渡しました。お願いしますと先生はおじいちゃんに伝えました。

私「やったー---!!!!おじいちゃんが読む!!おじいちゃんが読む!!」

私は滅茶苦茶大興奮していました。その興奮は大人になった今でも覚えております・・・・そしてその興奮は我を失い・・・・・・おじいちゃんが読む問題を聞いていませんでした・・・・・。

 

おじいちゃん「ブツブツブツブツ・・・・」

今までのクイズと比べて少し長文だったような気がしますが、私は絶賛大興奮中であった為、祖父の声が一切聞こえていません。

 

祖父が読み終えた後、園児たちが一斉に挙手をはじめます。

 

はいはいはいはい!!!!!

ぶわぁぁぁー---!!!って小さな可愛いお手手が、各地で挙がっています。

・・・・問題を全然聞いていませんでしたが、私も手を挙げました。

 

友達「ぶたさん」

おじいちゃん「ちがいまーす♪」

 

友達「サイ?」

おじいちゃん「んー--・・・・ちがいまーす♪」

祖父のクイズに次々と園児たちが答えますが、一向に当たる気配はありません。

動物の問題だという事が分かり、動物好きな私も負けじと適当な動物の名前を言いました。

私「ま・・・マントヒヒ!!」

おじいちゃん「エイル君、一回も見たこと無いでしょう、マントヒヒを♪」

祖父は笑っていました。先生も笑っていました。

未だに見たことがありません。

 

数々の少年少女が挙手をして動物の名前を言いましたが、全然当たりません。そろそろ当たるだろと思っていても何故か当たりません。

先生「それでは、・・・エイル君のおじいさん、答えをどうぞ。」

そしておじいちゃんがついに答えを発表しました。

 

 

おじいちゃん「正解は・・・・」

 

 

 

 

「キリンさんとカバさんがおすもうをしたんだねぇ♪」

 

・・・・・

わー----!!!そうなんだぁ!!!

園児達は滅茶苦茶笑っていました。私も何の問題か分からないまま、友達に釣られて笑っていました。

友達「おもしろーい!!エイル君のおじいちゃんのクイズおもしろーい!!」

私「・・・・おもしろーい!!!」

私は友達と再び大騒ぎしました。やられたー!難しいー!と笑いながらその場に崩れ落ちまくっている友達も居ました。

はははははは!!

笑顔が絶えませんでした・・・・。

はははははは!

はははははは!!

はははははは!!・・・・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・は?

 

 

・・・・・・・・

キリンさんとカバさんがおすもう・・・

 

待って、・・・・どういう・・・事だ?

 

 

滅茶苦茶難しいぞこのクイズ・・・・・。

 

これまでの綺麗事クイズとはタッチが全然違うぞ・・・・。

動物単独の答えではなく、この問題に限って何故か答えに「動詞」が入ってる。

しかもすもう・・・・・

考えれば考えるほどわかりません・・・・。

 

問題の答えは祖父が教えてくれたのですが、一体この答えの問題が、どういう問題だったのか検討がつきません・・・・。

先生「今日はここまででーす、保護者の皆様ありがとうございましたー。」

もっとやりたー--い!!!

わー---!!!!!

・・・・・・・・・・

大盛況の中、参観日は幕を閉じました・・・。

 

 

まいちゃん「面白かったねぇ、エイル。」

私「楽しかったぁ・・・たくさん笑ったねぇ・・・・」

・・・・・・

そんな話を友人とする中、私の頭の中は先程の問題の件で一杯でした・・・・。

 

 

 

 

どういう状況だ・・・・

 

 

キリンとカバって戦うの?・・・・・

よく考えたら・・・・2匹とも草食じゃないか・・・・・

 

いっくら考えても、その情景が一切自分の頭の中に浮かんで来ないのです。

 

問題がわからん・・・・・。

・・・なんだったら・・・・答えの意味が全然わからんぞ・・・・・。

 

しかし余りにも盛り上がった為、私が変な質問をするとその場が一気に冷え切ってしまう可能性があるので、何も言うのをやめました。・・・・・空気を読んだのです。子どもの頃から既に空気が読める人間であったことに対して、親や祖父母に感謝します。

 

分からないことをそのままにするのは嫌な性分ではありますが、これだけは一生の私の謎として心に留めておこうと思いました。

 

そんな祖父が来てくれた事、忙しい中私の為に時間を割いてくれた事に感謝しています。

おじいちゃん、滅茶苦茶いいウルトラクイズを引いたね。

タイトルとURLをコピーしました