皆さんこんにちわ、エイルです。
皆さんは今更ですが、DIYをした事がありますでしょうか。
私は先日、友人のセンスあふれるキマリと一緒にランプシェードを作りました。
自分の経営する店のランプシェードを作りたいから来て欲しいと連絡が有りました。
私は自家用車の給油とDVDを借りに行く用事があって忙しいから無理だと断りましたが、本当に頼むから来て欲しいとの事でしたので、給油とレンタルを諦めて、キマリの店に行くことにしました。
定休日のキマリの店に到着すると、既に作業はスタートしておりました。
全部で4つ作成が必要で、昨日の朝から仕事の合間や休憩時間を使い、頑張って1人で2つ作成したとの事でした。あと2つどうしても必要だが、1人でやるのには心が折れたと言っていました。
作り方はいたってシンプル。
①細い木に刷毛で朱色と黒色の塗料を塗る。そして乾かす。
②乾いたら色が互い違いになるように正方形を作り。接着面に接着剤を塗る。
③接着した正方形を上に積み重ねていき、電球が隠れるまでの高さになるまでやる。
④元々電球に付いている支え板をシェード上部に合うようにノコギリで切る。
⑤接着剤が乾いたら、切った支え板に固定し完成。
キマリ「まぁ今日は時間的に④までの工程しか出来ないけど、なんとかそこまで頑張ってやっていこうぜ。」
それを何故私がしなくてはいけないのか分からないが、ちょっと久々の工作で面白そうなのでやってみることにしました。
ただ、始めると結構単純作業が続き結構キツイ。ひたすらに塗りまくる作業でした。友人とやっているのに結構無言になりがちです。
聞けば用具や材料は殆ど100円ショップで揃えたようで最安値の材料と道具ででランプシェードを作るという。
昨日までに作ったという見本を確認したが、100円ショップで揃えた物にしてはそこそこのランプシェードが出来ている。これが出来るならDIYって捨てたもんじゃないなぁ。
気づけばかなり夢中になってやっておりました。
作業効率を上げるために途中から好きな音楽を流し、口ずさみがら作業をやっていたら色を間違えました。
アプリをしながらやったら木が歪んだりしました。
「この歪みも色違いも、味だから。」
全ての凡ミスを味だと言って作業に没頭する自分達を鼓舞していました。
集中して何かをやるのは久々だった為、どこか心地よく、完成に向かって一生懸命やることが出来ました。
だんだん作っていくうちにこの作品に対して愛着が湧いてきました。
数時間後、ランプシェードは完成しました。
キマリが作ったものほど綺麗には出来ませんでしたが、味のある可愛らしいランプシェードが出来上がりました。これはうれしい。
私「よっしゃぁぁあ!!出来たぞ!!」
キマリ「これに重石を載せて・・・・(ドシッ・・・)、乾くのを待つんだけど完全に乾くのは明日以降になるから今日はここまで。明日の営業時間には設置できるから。まぁまた良い時に見に来てよ。」
私「おう!行く行く!!これが店に設置されるのかぁ・・・・・」
しっかし滅茶苦茶楽しみだな、自分が作ったものが店に飾られるのかぁ。よーし、また近いうちに行ってみるか。
数日が絶ち、友人達とキマリの店に行くことになりました。
私「今日は俺が作ったランプシェードが飾られとるからね。」
ベア「へぇー、エイルとキマリが作ったの?すごいなぁ。ちょっと楽しみだわ」
ガラガラガラ・・・・
キマリ「エイルとベア、いらっしゃーい!!」
私「よぉ♪・・・えーっとランプシェードは・・・」
ベア「どれのこと?」
店を見回すがキマリの作ったものしかない。
私「あれ?・・・キマリ?ランプシェードどこいったん?この前俺が一生懸命作ったやつは?!」
キマリ「ん?・・・・あぁ、あれねぇ設置した瞬間崩れ落ちたわ、だから捨てた。ちょっと重石が甘かったかも、へへん♪まぁこれも味よ味♪」
は??!!味ってかたちあるものに言う事だけどなっ!!
後で聞いたらお客さんが入る前に崩れ落ちたそうでした。入店したお客さんの頭の上に落ちなくてよかったぁ。
その日はキマリが作ったランプシェードを、私が作ったものというように思い込み、その灯りを眺めながら友人達と仲良く食事をしました。とても美味しかったです。