本当の正義を見せた友人が居ました!!

友人の話

お疲れ様です。

 

エイルジュニアとサッカーをしていましたら、改めてインサイドキックのやり方を教えて貰いました。子どもに教えられる事が多くなって嬉しい限りです。

 

エイルです。

 

 

 

学生時代の話ですが、カジという昔からの友人が居り、私は彼の家でよくTVゲームをして遊んでいました。

 

 

他の記事でRPGツクールの記事を書いていますが、RPGツクールを人生でちゃんとはじめてやったのはこのカジと一緒にやったのがはじめてでした。

 

 

放課後になり、私はカジの家に直行しました。

 

 

私「お邪魔しまーす。」

 

私はお世話になっているカジのお母さんに挨拶して、カジの部屋に入りました。

 

 

早速ゲームの電源をつけて、先日購入したと言っていたRPGツクールを始めました。

 

私「主人公から作ろう。」

 

カジ「OKOK♪」

 

 

2人で遊ぶゲームと言えば格闘ゲームのストリートファイターⅡとか、アクションゲームのスーパーマリオや星のカービィなのですが・・・・・。私達は凛としてRPGツクールなのでした。これを選んだカジのセンスが素晴らしい。

 

 

2人で案を出し合って、物語を構築していきます。

 

 

ああでもない、こうでもないと、2人で話を擦り合わせていきます。

 

会話を作る箇所になってくると、まるで漫才をやっているかのようです。結構ワイワイ盛り上がってきました。

 

 

カジがお菓子を持ってきてくれました。2人でお菓子を食べていると、何故かカジがふすまを少し開けました。

 

私「ん?・・・・どうしたの??閉めんの??」

 

 

すると・・・隙間から・・・トラジマの子猫が入ってきました・・・。

 

 

私「えええええ?!(笑)カジ、マジか?」

 

かなり人間に慣れているようで、直ぐに私の膝の上に乗ってきました。

 

カジ「少し前だけど、家の前に捨てられててね(笑)あまりにも可哀想だからうちで飼う事にしたんだよ。」

 

 

私「アパートだろ?大丈夫なん??」

 

 

カジ「さすがに動物を飼うから大家さんに直ぐ言って、許可貰ったよ。・・・多分家賃上がってる(笑)動物飼うのは大変。

 

 

とある日の朝、外に出た時にダンボールが置いてあり、そこにやせ細って震えていたこの猫が入っていたとカジは言っていました。拾った当初はガチガチの赤ちゃんで、滅茶苦茶可愛かったそうです。

 

 

 

 

私「そうなんだ。よくなついてるなーこの猫・・・。名前は??」

 

カジ「トム」

 

 

私「と・・・・む・・・・。」

 

 

 

普通だなぁ~・・・・

 

 

 

カジ「トム・ソンガゼル」

 

 

 

いや、

 

 

 

とても変わってるなぁ~・・・・・

 

 

鹿じゃないか・・・・。

 

 

 

私はこの猫をガゼルと呼ぶことにしました。(ややこしくてすいません)

 

 

ガゼルを交えて、お菓子を食べたり、ゲームしたりしていました。

 

 

しかし、・・・・ガゼルが部屋に来た時からカジの様子が少しおかしいのです・・・。

 

 

カジ「ハックション!!!!」

 

 

私「・・・・カジ、ここどうしようか?」

 

 

カジ「・・・・・ハックション!!!!」

 

 

チーーーン!!(鼻をかむ音)

 

 

やたらとクシャミをするようになり、目を掻いていて充血していました。

 

 

 

ガゼルを乗せの爪が刺さった太ももを掻きむしっていました。

 

 

私はカジの方をちゃんと向いた時にはカジは体中を掻いていました。なんだったら、呼吸もしんどそうです。

 

 

私「・・・おい!大丈夫?!」

 

 

 

カジ「エイル・・・・俺さ、猫アレルギー・・・。

 

 

 

猫アレルギー

 

 

私「えええええ?!マジで?!」

 

 

 

カジは極度の猫アレルギーでした・・・・。

 

 

 

私「お前猫アレルギーなのに猫飼ってんの?!

 

 

カジ「そうだよ・・・だってかわいそうだもん・・・。あのままダンボールに入れて放っといたらトムは死んじゃうし・・・。」

 

 

私「でも、やばいってそれは!・・このままだとお前が死んでしまう!!」

 

・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・

 

 

 

そういえば、アンパンマンの作者「やなせたかし」さんが言っていました。

 

 

本当の正義とは何か。

 

 

正義というは、ただ人を救う事が正義と思ったら大きな間違い。自分自身に犠牲をはらってこそ本当の正義なのです。何もリスクなしで人を救うのは本当の正義ではありません。

 

 

 

アンパンマンはよく、お腹が減って困っているカバオくんに自分の顔をちぎって食べさせます。その行動によりカバオくんは元気になりますが、アンパンマンは力が出なくなり、空を飛ぶことも出来なくなるくらい弱くなります。それが原因で悪さをしにきたバイキンマンにやられてしまう事もあります。

 

 

 

そうか、カジ・・・お前、ガゼルを救ったんだな・・・・。

 

 

カジ「ハックション!!!・・・ずー・・・ずー・・・・」

 

 

無茶しやがって・・・。

 

 

 

でも正直お前、・・・アレルギーはきついぜぇ・・・・。

 

 

毎日地獄だろうそれは・・・・・。

 

 

良い時間になったので、帰る事にしました。

 

 

私「また来るわ、お大事に。」

 

 

カジ「エイル、また来てよ。は・・・は・・・・・ハックション!!」

 

 

目が真っ赤で体をかきまっくているカジと別れました。

 

 

どっかの映画みたいに途中からゾンビになるんじゃないかと思うくらいでした。

 

 

かっこいい野郎だ・・・どこまでもな奴だぜカジは・・・・。

 

 

自分の身を顧みず捨て猫のガゼルを救った優しい男のお話でした。

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コメント

  1. 猛虎935577 より:

    どこまでもな奴w
    カジファンになりましたw

    • エイル エイル より:

      管理人エイルです。猛虎さんコメントありがとうございます。
      カジとはもぉ随分会ってませんが、記事書いている時に少し会いたくなりました。

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