お疲れ様です。
息子のエイルジュニアが珍しくカレーライスを食べたいと言ってきたので、私が少し辛口のカレーライスを作った所、ガンガン残していました。残念でした。
大人の味にはまだ慣れていないようです。
エイルです。
先日から書いておりますRPGツクール記事ですが、かなり人気が出てきました。ありがとうございました。こうなったらまた続きを書くしかないでしょうか。
これまでの話はこちら
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第1章について前回の記事で書いておりましたが、この記事では第2章をどのようにしたのか、あらすじも含めて書いていこうと思います。
因みにドラゴンクエスト4では最終章で満を持して勇者が出てきます。
しかし・・・・・
私が作っているエイル的クエストでは、この非常に中途半端な第2章でいよいよ勇者を出してやろうじゃあないかと思いました。
一般的なセオリーを大きく裏切るのもまたいい演出だと、勝手に思い込んでやっていました。
そもそも、局地的に勇者と呼ばれていたからと言って、その世界の中で同時期に生きている他キャラがそれを勇者だと受け入れる必要は無いのかなぁと勝手に私は思います。
第1章ではいっしープロがひたすらアンデット達と戦うという、非常にダークな内容の章になってしまいましたが、この第2章では少しポップに、そして更にリアルに行こうじゃないかという考えに至りました。
この2章での主人公は友人である、小勇者ベアと見習い宮廷魔導士のキマリの2人を採用しました。
ベアは朝自分の家で起きると、元々若い頃中途半端な勇者であった中勇者の親父から魔王を倒すように言われます。その中勇者の息子なので小勇者です。徐々に勇者のランクを上げて行って、最終的には大勇者になれるように精進していくという流れにしました。
城下町に住んでいる為、王様に挨拶に行き、高齢者の王様と戦い、王様を倒した後、国の援助金1000円を貰って身支度するように言われます。
これから魔王を倒すというのにたった1000円で身支度をしなければならなくなりました。シビアです。この国の財政状況の悪化を感じます。非常に赤字の国からベアとキマリは旅立つこととなります。
シビアです。このリアルさが良いのです。因みに町で売れている回復アイテムのジュースは500円です。物凄いインフレ(ハイパーインフレ)が進んでいます。安い自動販売機の約5倍の値段です。
勇者だからと言って強いとは限りません、弱いのです。これもまた良いのです。
キマリの得意技であるレベル1から使う事が出来る「ファイア」という炎系の魔法があるのですが、暫くはその呪文に頼りながら恐る恐る2人で進んでいきます。キマリは魔法使いであり攻撃魔法しか使えないので、道具屋でジュースを買うか、或いはベアがレベルアップして覚える超微量回復の「小ヒール」を覚えるしか回復手段がありません。2章も1章と同様、またもや回復手段厳しめ設定です。
魔法使いにはMP(マジックポイント)という魔法のポイントがあり、それが尽きるとキマリはファイアを唱えられなくなります。攻撃力も強くないので、キマリは魔法での攻撃が必須になります。
ここでもキツイ・・・ジリ貧・・・リアルジリ貧でした・・・・・。2章はズバリ、リアルです。
次の村に到着した所で、ここで国が変わり通貨が変わって王様から貰った1000円が使用できなくなるという演出をどうしてもしたかったのですが、その演出はゲームを作る中のプログラムでどのように設定してよいか分からず、出来ませんでした・・・・・。残念ながらその持ち金を使えなくなるドッキリ演出は断念しました。
勇者と言えば基本的には剣を装備するのですが、インフレがどんどん進み、手持ちのお金も無い為そんな高価な物は買えません。武器として勇者ベアは自分の部屋にある図工で使っていた「彫刻刀」を装備しています。魔法使いのキマリは「木の棒」です。
果たしてこんなガラクタで強大な魔王を倒すことは出来るのでしょうか・・・。
次の村では、村の泥棒退治を村長に頼まれます。タダでやってくれと言われます。ベアはタダ働きなどクソ食らえだと即断りますが、キマリが「お前勇者だろ、やらないと先に進まないから引き受けてくれ」と渋々その泥棒退治を引き受けます。この少年たちのリアルな心の動きを表現してみました。そしていつか終わるこの厄介な物語は全員完結に向かって進んでいるんだからというキマリのディレクター的な役割が爆発します。
このゲーム内の友人のキマリは、魔法使い兼ディレクターなのです。
その泥棒を働いているクソ盗賊を自慢のファイアで懲らしめて、無理矢理引きづる様に仲間にして次の国に向かいます。その盗賊はバックと言います。
ベア、キマリ、バック。仲間が3人になった為、政治が産まれます。ちょっとしたことで小競り合いが発生します。そういう人間の小ささを表現し作っていかなくてはリアルにはなりません。
しかし、ここで問題発生です・・・・。
この2章のキャラクター・・・・・。
・・・弱い・・・やけに弱いのです・・・・。最初から覚えているキマリのファイアはともかく、攻撃ではスライム1匹まともに仕留められません・・・。
デバックをしているいっしープロが唸ります・・・・・。
いっしープロ「・・・弱いな・・・・・。」
あまりにもパーティが弱くて2人から3人に増えても全然戦闘が安定しませんでした。またここで設定に関する問題が発生してしまいました。
仮に急にこの3人を強くすると、私がリアルを求めている小競り合いの演出が面白くなくなるのではないかと考えてしまいました。
しかしここがRPGツクールの良い所です。無理矢理にでも強いキャラを登場させて、この3人を引っ張って行くことに決めたのです。女の子の武闘家キャラを作りこの3人に同行させます。
まるでストリートファイターⅡのチュンリーのようなチャイナドレスのキャラクターでした・・・・。
洞窟のようなダンジョンをなんとか越えて次の国に入った所で、戦闘を引っ張ってくれていたチュンリーと渋々別れて再び勇者パーティはザコ3人に戻ります。ここでまた心細くなります。
この時、ゲームを色々と作っていて思ったのですが、不思議なもので弱いキャラクターほど結構愛着が湧きます。
いくら弱くても国を代表してこの国に来ている為、どうしてもこの国の王様に接見しなくてはいけません。それが礼儀というものです。
接見した所、「勇者様御一行」ってことで強いと勘違いされてしまい、急に王女様の警護をタダで任されます。金の亡者であるベアは当然嫌がりますが、バックは王女に一目ぼれしてしまったようで、ごり押しで超責任のある仕事を引き受ける流れになります。これもまた物語を進めて行くための工夫でした。
でもベアとバックの仲が悪くなっていきます・・・・。
舞踏会に呼ばれますが、ここでベアとバックが意気投合し泥酔。ここで目を離した隙に王女がさらわれたことにキマリが気づきます。
さらわれてしまった事がバレるとヤバいので、王様ではなく王女の弟の王子様だけに事情を説明して一旦ギャグで仲間になってもらいます。ここでひたすらレベル上げて王子様は必殺技を覚えます。ようやくここでドラクエっぽい要素が発動します。
その王子様の技を使い、誘拐犯に立ち向かいます。なんとか倒して一安心です。誘拐がバレなくて良かった・・・・。
と言う事で、2章はここで終了となります。
1章とは全く違い、ハートフルな、そしてリアルな青年たちの展開を作っていきました。自分の細かいこだわりを出すことが出来たのがこの2章でした。ここで気づいたのですが割とRPGツクールというゲームは融通が利くんです。細かい使い方さえ覚えていけば、結構様々な事に対応が出来ます。時間こそかかりますが、自分で作った画像を入れたり、自分で個別イベントを作ったりも出来ます。
演出も自分好みに出来るという事が分かりました。真面目なお話からお笑いまで様々なキャラクターの心情を演出できるのです。音楽も結構沢山あるので、ここでこの音楽を使うとか無音にするとか、結構楽しんで創作できます。最新のRPGツクールはどうなっているかわかりませんが、是非やっている方は内容を教えて頂きたいです。
人気があれば続き書きます♪今日もお疲れ様でございやす♪♪