お疲れ様です。
先日自分の身の回りの清掃をしていたら、クオカードが鬼ほど出てきましたエイルです。使わなければいけません。
今日は私の後輩エフが引っ越しを考えていて、彼が気になる物件を見に行く「さすらい不動産シリーズ」を久しぶりに書こうと思います。
過去のさすらい不動産シリーズはこちら
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エフが引っ越しを考えているという相談話を聞いて約5年の月日が流れました。
ですがエフは未だに引っ越し出来ていません。一体どういう事なのでしょうか。
引っ越しをするというエフの夢はもう諦めてしまったのでしょうか?
ある日私とエフは仕事を終え、帰路についていました。
私「エフ、そういえばお前引っ越しどうするの?」
エフ「引っ越しですねぇ・・・・・ホントに良い物件があれば、本当にいつでもしますよ。」
引っ越しに対する意気込みは、一切変わっていませんでした。
私「最近はなんかいい物件あったの?」
エフ「エイルさん・・・それが1件あったんです・・・。金額的にも立地的にも最高で、本当に決めようと思っていました。」
私「おっマジで?そこ行ったの??」
エフ「いえ、僕が内見する前に埋まってしまいました・・・・。」
なんと今勤めている会社の比較的近くのアパートで、エフ希望の1階1K、洗濯機室内置き可能、風呂トイレ分かれており、駐車場代金込みで3万5千円という破格の物件があったそうでした。
私「なんだそら、安いしメチャクチャ良い物件じゃねぇか!しかも8畳?・・・この前みたいに細い物件じゃあないんだろ??」
エフ「はい、今回のは太いです。エイルさんと一緒に見に行こうと思っていたら、埋まってしまったんです。」
何故エフは私と一緒に行く頭でいるのでしょうか・・・・。
その物件の話を聞く限りだと、エフの今の生活と照らし合わせてみても思い切り過ごしやすくなる、最高の物件でした。
本人がだいぶ強めに言っていた希望の洗濯機スペースもしっかりあるようで、生活には全く不自由がありません。
私「うわぁ・・・惜しかったなぁ。やっぱそういう良い物件は直ぐに埋まるんだなぁ。」
早い者勝ちだもんなぁ・・・と少し残念そうでした・・・・。
一緒に暫く悲しがっていると・・・・・エフが口を開きました・・・・。
エフ「エイルさん・・・これから時間ありますか?」
私「おう、どうした??」
エフ「あの・・・どうしても気になる、見たい物件がありまして・・・・ここなんですが。」
そう言うとエフは私にスマホのデータを見せてきました。
私「どれどれ・・・・・」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
この物件、先程のエフが言っていたアパートより築年数こそ古いですが駐車場込みで3万3千円!
エフが入居したかったアパートよりも家賃が安いのです。
私「良さそう!!早速行こうぜ!!部屋も細くないし!!」
エフ「はい!早い者勝ちですもんね!太い部屋に住みたいです。」
善は急げです。どうせ行くなら内見もさせて貰おうと思い、管理会社の不動産屋に連絡した所、担当者が遠方に行っている関係で今直ぐには内見対応できないと返答がありました。
外観だけでよければ、どうぞと言われました。102、106号室であれば空室なので周りを見て貰って構いませんと言われました。
その代わり他の部屋については入居者が居る為外観も見るのは禁止と言われました。
せっかく中を見るチャンスでしたが、担当者が居ないのであればもう仕方ありません。
私とエフは不動産屋に言われた通り、空室の外観だけを見に行くことにしました。
近くのパーキングに停めて、アパートにアプローチしました。
私「エフ、あの建物じゃないか?」
エフ「ですね。あれだと思います。」
私「なんか付近環境もいい感じだな思ったよりも。よし、行こうぜ。」
そのアパートがある場所は閑静な住宅街でした。建物が少し変わった形ですが、全然気にならず悪くはありません。駐車場もしっかり舗装されて物件敷地内にあるようでした。
我々「さすらい不動産探検隊」は1つ目の空室である102号室の前に到着しました。
私「なんか・・・築年数のわりにはそんなに扉古くないなぁ。」
エフ「やっぱ中を見ないとわかりませんね。」
外に回り込んで102号室の窓側を確認しましたが、そんなに古くなく、途中でリフォーム改装したのではないかと思わせるような外観でした。
私「へぇー、リフォームしてると築年数かなり誤魔化せるな。」
エフ「確かに、多分リフォームはしてますよね。かなり綺麗ですもん。良いなぁ・・・ここ・・・・・ここに決めたいなぁ・・・。」
駐車場を横目で確認しましたが、数台空いている状況で、軽自動車なら楽勝で駐車できる状況でした。普通車でも停められなくはないです。
今の所完璧です。これ以上の物件はありません。最高の物件をエフは見つけていました。
2つ目の空室である、106号室に到着しました。到着したら・・・早速違和感があったのです・・・・。
私「んんん?・・・・・・」
エフ「なんですか?・・・これ・・・・・」
なんと・・・・扉の隙間とポストに大量の書類が入れてありました・・・・。
私「おいエフ・・・・ポストパンパンだぞ・・・もしかしてここって入居されてるんじゃないの?・・・」
エフ「いえ・・・電話で間違いなく・・・・106号室は空室だと・・・言われました・・・・。間違えたらいけないのでメモしてますから。」
私「はぁ???・・・・・ちょっと待て・・・いや・・・確かにそうか・・・・・。この扉の隙間の書類が俺達の居る外側に落ちていないという事は・・・扉を開けてないという事だもんな・・・・・。」
エフ「そうですね・・・てことは・・・やっぱり空室ってことですかね・・・。」
私「・・・・・・・・ゴクン・・・・」
エフ「・・・・・・・・エイルさん・・・・・。」
私「・・・エフ・・・・・・・・・。」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
それか・・・或いは・・・・・
住んではいるけど、扉を開けられない理由があるということです。
バルコニーから出入りしてるのか?そんなめんどくさい事は絶対にしません・・・。
何故扉を開けないんだ・・・・。
エフ「住みません。」
私「それではエフ、この物件ですが・・・住みますか?住みませんか?」
エフ「住みません、絶対に住みません。すみませんけど、住みま住みま住みません。」
私「・・・・・・・・」
私とエフのイメージが一致していました・・・・・。
色々と想像するだけで、怖くて住めたもんじゃありません。106号室が駄目であれば、もう一つの空室である102号室の方だったらいいだろとかそういうレベルの問題ではありません。同じ敷地内に変な部屋があるという事、それはなによりも物凄いストレスなのです。怖すぎて寝れません。うかうか寝ていると何が起きるか分からないのです。
果たしてこんな調子でエフの新しい家は決まるのでしょうか?・・・・・
to be continued……….
コメント
太い部屋ww
猛虎さんコメントありがとうございます。
そうです、今回のは太いんですよ。