お疲れ様です。
私のスーツ用の靴置き場にたまに左右逆になって靴が置いてあることがあり、近くに居た息子のエイルジュニアに聞いてみたら、ヘラヘラ笑っていました。
こいつかっ!・・・・。
エイルです。
前回の続きです。
前回までの記事はこちらです
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先程のバッティングで先輩のスポーツ王にしまさんの圧巻打撃を見せつけられました。
無言で斜め上の天井を見る誇らしげなにしまさんに引き連れられ、次のアトラクションに到着しました。
次の3番目アトラクションはピッチングでした。
こばが「いよいよきたか・・・」という顔をしていました。
こばは現役時代キャッチャーというポジションで頭角を現しましたが、子どもの頃はエースピッチャー、高校の時は第2ピッチャー(リリーフ)をやるほどのピッチングの腕前でした。
当時そこそこの球速で投げていたそうですが、球が思ったほどいかないと言っていました。「いかない」というのは球速の数字とは関係なく、こばが普段捕っているピッチャーの球筋のことでした。その球筋と自分の球筋は大きく違っており、自分はやはり野手なんだなと思い投手は諦めたそうでした。
私はコントールはそこそこ自信があったのですが、全然自分が狙った所に当たりませんでした。
こば「エイルさん、豪快なフォームのわりに球速が遅くて滅茶苦茶可愛い感じになってます(笑)」
こばの言う通りで、的を見てしまうと全く球速が出ません。逆に的を無視して球速を出そうとすると、的から大きく外れます。的当て重視だと良くて球速80キロがいいとこだと思います。
私「おい、マジでムズイなピッチングって・・・・。」
なべごう「僕なんかボール投げた事ないですもん。」
にしまさん「ムズイで、ピッチャーだけは他のポジションとは別物だからな。」
ボールを打ったり、投げたり。こんな難しい事を一遍に覚えないといけないのが野球です。しかもそれだけでなく避けて通れない走塁や守備(全9ポジション)があります。ルールや戦術もサインも様々で、ややこしい事この上ない、奥がとても深いのがこの野球というスポーツなのでした。
オセロピッチングゲームという聞きなれないゲームがあり、せっかくなので白チームと黒チームに分かれやってみることにしました。
私・にしまさん 白チーム
こば・なべごう 黒チーム
ルールは簡単で、当てた的の部分が自分の色になります。自分の色になった時点で相手の色を挟んでいればひっくり返り、チームの陣地になります。最終的に自分のチームの色が多ければ勝ちです。
こば「・・・・」
ビューン!!ズバンっ!!!!
こばのストレートが炸裂しました。
3人「おおおお!すげぇ!!!」
こばの投球が炸裂しまくり、最終的に的が漆黒になってしまいました。
にしまさん「こばすげぇ!!!」
私「全然ミスしませんもんね(笑)」
そして極めつけはこれ!!
こば「最後!!カーブ!!!!」
ビューン!!くいっ!!ズバンッ!!!
3人「おおおおおおおお!!!かっこいいいいい!!!!」
たまたまほぼ真後ろで見ていたのですが、冗談抜きで球が大きく曲がりストライク、しかも凄いのはストレートとほぼ同じ投げ方でカーブを投げていました。
これで本職はピッチャーじゃないのです。
私「実況パワフルプロ野球やん。」
にしまさん「ちょっと、これ見せられたら勝てんわ(笑)」
なべごう「マジで凄いっすね!!」
こば「・・・・・・」
こばは無言で斜め上の天井を見上げ、腰に手を置き誇らしげでした。
私「こば!聞いてる?・・・・・・・急に無視しやがって・・・・あっ。」
私は今回の結果が書かれたレシートを取り出した所、驚愕の事実がそこに書かれていました。
にしまさんが投げた球の球速が最速112キロを計測していました。
私「え?!・・・・すげーっすにしまさん!!今日一番早いですよ!!これ見て下さいよ!!」
にしまさん「え?!エイルどうした?!」
走ってやってくるにしまさん。
にしまさんに球速の書かれたレシートを見せた途端・・・・・。
にしまさんは慌てて飲んでいたドリンクをその場に置き・・・・
にしまさん「・・・・・・・」
こばと同じように、無言で斜め上の天井を見ながら誇らしげでした。
4人中2人が斜め上の天井を見てかっこつけていました。もう収拾がつかなくなりました。
えっ待って・・・これって絶対せないけんの?・・・・。
こば「・・・・・・」
にしまさん「・・・・・・」
私「にしまさん?・・・・またなってるわ!・・・・こば?・・・・・こばもなってる!・・・なべごう!もういいや次行こう!!」
なべごう「はい、そうしましょう!じゃないとだいぶ時間が押してきましたんで!」
なべごう自慢のボディバックをしっかり抱えているのを確認し、我々を待ち受ける次なるアトラクションへ向かうことにしました。次は一体何が待ち受けているのでしょうか・・・。
こば「・・・・・」
にしまさん「・・・・・・」
このかっこつけ余韻ノリを毎回していたら、時間がいくらあっても足りません。この後知り合いの居酒屋を貸し切り予約しているのに、マジで間に合わなくなってしまいます。
なんとこのお話、4話目に続く!・・・・。いつも応援ありがとうございます!!