お疲れ様です。
最近私の周りでダイエットが流行っています。
お酒を辞めないといけないなと思いつつも、2本、3本、4本と飲んでしまうから怖いです。
5本目のエイルです。
この話は、2022.04.05公開の
清々しいメンバーで集まり、心・技・体に挑戦した日があった!!
を読んで頂いてから見て下さい。
私、いとうし、キマリ、いっしープロ、ベアの5人で体育館に集まり、バスケットをしました。
試合を行いますが、スタミナが底をついてしまい、もう疲れたから帰る空気になっていました。
しかし、私はこのまま帰るのは勿体ない。老化を感じて帰るのではなく、何かのこの5人で達成感を得るべく、他の4人に提案をします。
5人連続フリースローを決めるまで帰れません。
この企画を達成してこそ、真の男になれるのだ。
ただただ仲が良いだけではない。5人で何かを達成する事が大事であり、その心の宝物こそが今後それぞれの人生の活躍の場で活きていくのです。
私「あー疲れた・・・・」
キマリ「みんな、起きて。それやるなら順番を決めよう。」
バスケ経験者はこの中で、キマリ、いっしープロの2人。
なので後半の4番目、5番目をこの2人で固定し、ベアといとうしと私の3人でいっしープロとキマリに繋ぐと言う作戦で望むことになった。
円陣を組む5人。
私「絶対、達成するぞー!!」
全員「おー!!!!」
①先鋒 いとうし
②次鋒 私
③中堅 ベア
④副将 いっしープロ
⑤大将 キマリ
後で話し合いで変えるのは有りにして、まずはこの順でやってみようということになりました。
先鋒のいとうし、ここが決まればノリに乗って一気に終わるはず。
しかし・・・・
バイーン・・・
バイーン・・・
スー・・・・
スー・・・・
集中力を完全に欠いており、最終的にはリングにも当たらないエアーボールをぶちかますいとうし。
いとうし「ムズイわ・・・・」
キマリ「ボードに当てて、こんなふうにさ・・・・」
と言ってシュートを繰り出すキマリ。
ガン!・バイーン・・・・
全員「・・・・・・・・」
キマリ「まぁ・・・こんな感じでやっていこう。」
いとうし「いや、入ってないだろ。」
思い切りはずすキマリの見本を全員で見て、再度いとうしからリスタート。
何回目かでいとうしのシュートが成功し、私の番が回ってきました。
私「よっしゃ!!1発で終わらせるぞ!!」
バイーン・・・・
再びいとうしのターン・・・・。
バイーン・・・・・
私「ちょっと待って、俺からやってみるわ。」
バイーン・・・・・・
一体何の作戦でしょう・・・。
30分ほどこういったやりとりを繰り返して、3番目のベアに回ってきたのは2回、4番目のいっしープロに回ったの0回、当然5番目のキマリに回ってきたの0回でした。
これ・・・・一生終わらないんじゃないか?・・・・
帰れないということはここで暮らす覚悟も必要なのです。
いっしーとキマリは待ちぼうけ・・・・・・。
いっしープロ・キマリ「動いてなさ過ぎて感覚が・・・・」
スタミナが回復した為、反対側のコートで2人で1ON1やシュート練習を始める二人。
ベア「そりゃそうだ、あの後半の二人は俺達が決めないとただ待ってるだけ(笑)」
私「ちょっと1回順番変えてやってみるか。」
いとうし「そうしようや、俺一人バスケやりすぎだからホントに。何回やらすねん。」
チームが徐々に分裂していきました。
何度も同じ失敗を繰り返すのが人間ですが、知恵を使ってその場を打開するのも人間。前半の3人で順番を変えて代わる代わるやってみる事にしました。
そして、・・・・なんとか3人連続シュートを決める事が出来たのです!!
3人「おっしゃー!!!!!」
ようやく出番が回ってきたいっしープロ。
いっしープロ「よぉし!やったるでぇーい!」
構えるいっしープロ・・・。
ダム、ダム・・・
ドリブルを軽く行い、狙いを定めシュート・・・・。
打った瞬間、
いっしープロ「アカン!!」
バイーン・・・・
あぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・
ベア「いっしぃぃー--!!!」
いとうし「二度とないチャンスを!!」
いっしープロ「ごめーん・・・・」
私「いっしーに回したのこれが初めてだったのに・・・・」
バスケットを始めて、どんどんどんどん、仲が悪くなっていきました。
キマリ「とにかく俺に回してくれ!」
キマリがシュートを打つ!
スパっ!!!
全員「おおおおお」
スパっ!!!
キマリが連続でシュートを決めます。
私「やっぱこれを見る限りだとキマリが最後が良いだろうね。」
いとうし「キマリに繋げよう!!」
ベア「やるしかない!!」
経験者のキマリやいっしープロに教えて貰うとか、そういう発想が一切無い3人はひたすら我流でシュートを打ち続けます・・・・。
途中、チラッと反対側のコートを確認しましたが、キマリの調子が良さそうでした。このままハイセンスキマリ繋ぐことが出来れば、この企画は終了でしょう。
しかし、そう簡単にはいきません。3人でクルクル変わってシュートを打っている為、シュートが適当になっており、上手くなるどころか、どんどん下手になっているように感じます。
緊張感がないので、外したら「坊主になる覚悟」で打とうという気持ちの面で気合を入れなおしました。
バイーン・・・・
しかし元々実力が無いので、そんな足かせがあっても意味がありません。出来ないものは出来ません。
見かねたいっしープロが、「こうなったら、キマリ先頭で行こう!」
調子のいいキマリを先頭にし、その調子にあやかって5人連続を目指すやり方に。
スパっ!!!!
いっしープロ「シュッ!!!」
スパっ!!!
私「おっしゃー!!」
バイーン・・・・・
そもそも前半の3人が連続で決める確率が、天文学的な数字なので5人連続なんて決まるわけがありません。
不信感が募ると、不思議なものでだんだん腹が立ってきます。
前半3人衆(私、いとうし、ベア)がシュート打った瞬間にキマリが背中にボールをぶつけてくるようになりました。
それを見てみんなコートで転げまわって爆笑しています。
キマリ「いやもぉね、何回もお前らのシュートを見ていると、打った瞬間に外れるのがもう分かるようになってきたわ(笑)」
私「研究されて癖を掴まれてる(笑)」
疲れ、怠惰、技術向上皆無、集中力の切れ、不信感、反スポーツ精神、悪ふざけ、最終的に人のせいにする・・・・。
本当にこの数時間で様々な苦節がありました・・・・・。
・・・・色々とありましたが、目指すところは一つなのです・・・・。
5人の思いは、この後飲み会に行きたい。思いはたった一つ・・・それだけでした・・・・。
ベア「・・・・・」
スパっ!!!
ベア「よし!!エイル!!」
私「任せろ!!・・・・」
バイーン、バイーン・・・・スパ・・・
私「よっしゃー!!!!いとうし!!」
いとうし「・・・・・」
バイーン!トントン!・・・・スパ・・・
いとうし「きたぁぁぁぁ!!!」
いとうしが決勝点を取ったかのように雄たけびをあげます。
前半3人衆「いっしーまで回ったぞ!!」
いっしープロ「絶対決めるっ!!!」
スパっ!!!!
おおおおおおおおおお!!!・・・・・
今日一番の盛り上がりを見せる体育館。
4人「キマリ!!頼むぞ!!もぉ酒飲みたい!!」
キマリ「キャプテンの俺が決める!!」
いつからキャプテンになったんだ・・・・。
ダム・・・ダム・・・・。ドリブルを繰り返すキマリ・・・。
キマリの顔をよく見ると現役時代幾度となく窮地や修羅場を乗り越え、突破してきたであろうバスケットマンの顔になっていました・・・・。
ベア(やっとここまで回った・・・・)
私(頼むキマリ・・・・決めてくれ・・・・)
いとうし(こんなにキマリに期待したこと・・・今まであっただろうか・・・・)
いっしープロ(・・・・頼むから帰らしてくれー!!!!!)
シュッ!!!
キマリはシュートを繰り出す。ボールは大きな放物線を描きます・・・・。
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
キマリ「・・・・・・」
バイーン!!・・・・・
5人「・・・・・・・」
キマリ「・・・・・・」
俺達は・・・・
真っ白になってしまった・・・・・