お疲れ様です。
WBC大好き少年のエイルです。
皆さんは、今まで見た夢でやけに鮮明に覚えている夢などはありますでしょうか?多分少なくとも1つか2つは有ると思いますが。
私は子どもの頃から、結構毎晩夢を見てしまうタイプの少年ボーイでした。大人になった今でも夢を見る事があります。
夢を見ない人はほぼ見ないようなのですが、この差は一体なんなんでしょうか?
今日は、私が見た夢シリーズの中でも、やけに鮮明に覚えている2016年の初夢を皆さんに紹介したいと思います。
私は、会社の研修所の中に居ました。会社の同僚であり先輩であるにしまさん、KC(けーしー)さん、やまさんの4人部屋で寝泊まりをしていました。
ここまではっきりと覚えているのですが、部屋に入ると両サイドに2段ベッドがある仕様の部屋でした。私とにしまさんが下、KCさんとやまさんが上の段に居ました。
その他大勢の会社の仲間達と研修を受けていました。何の研修かは覚えておりませんが、どこかの部屋で勉強をしている風景がありました。
・・・・研修の教官からこんな話を聞きました。
教官「みんな、外の状況は知ってるな?」
私以外の全員「はい!!」
私「はい??」
教官「外はゾンビだらけだ。もし研修所の外に出て遭遇したら我々は戦わないといけないのだが・・・・。」
教官は急に訳の分からない事を言い始めました。
私「ゾンビ??・・・・」
教官「我々が居るこの研修所に1匹ゾンビが入り込んだと情報が入った。」
やまさん「嘘だろおい・・・・。」
にしまさん「それはまずいですね・・・。」
KCさん「いよいよ来たか・・・・。」
先輩達は何故か戦う覚悟が出来ていました。
詳しくはわかりませんが、この研修所には鉄壁の柵があるようなのですがそれをジャンプして乗り越えてきたという事だそうでした。
私「ゾンビ・・・・・」
外ではそんなもんが横行してるの?!
教官「この広い敷地内、どこに居るか分からない状態だ。もし見かけたらまずは戦わずに一旦逃げて私に報告をくれ。」
私以外の全員「はい!!わかりました!!」
一体この人達は何を言っているのでしょうか??
ほとんど先輩でかなり言い方が悪いですが、こいつらは馬鹿になってしまったのでしょうか。
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私はその夜に部屋で先輩達と話していました。
やまさん「いやー大変な事になったな。」
KCさん「だなー、いつかはこうなるとは思ってたけどな・・・・」
にしまさん「突然ですねぇ・・・。しかもあの柵を乗り越えて来るなんて・・・・正直ビックリですよ。」
にしまさんは持ち前の演技力を存分に夢の中で発揮していました。
にしまさんは今の仕事をしていなければ俳優になっていたであろう人間です。Vシネマとか戦争映画とかに出て欲しいです。
やまさん「俺達は俺達らしく、戦おうな。最後まで。」
KCさん・にしまさん「はい、そうしましょう!!」
いや・・・・・・いいけど皆さん中二病ですか?・・・
私「はい・・・でも本当に居るんですかね?・・・ゾンビ?なんか。」
3人「居るってば!なんでお前はわからないんだよ!」
私「・・・・もう寝ましょう。」
私達は電気を暗くしてベッドに入りました。
まさか、世界がこんな事になってるなんて・・・・。
ホラー映画のような状況になっている事に驚きを隠せませんでした・・・・。
私「あーあ・・・・・。家に帰りたいな・・・・・。息子のエイルジュニアは無事だろうか・・・。」
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・・・・・・・
次の日の朝、いつものようにみんなで並んで食堂で朝ごはんを食べていました。
・・・KCさんの調子が悪そうでした。
私「KCさん、どうかしたんですか??」
いつもの調子ではないKCさんに声をかけました。
少し汗をかいていて、気分が悪そうだったのです。
KC「エイル・・・・やられたわ・・・・」
私はKCさんの肩を見ました。
ガッツリ噛み付かれて血が滲んていました。
私「え!!!・・・KCさんこれもしかして?!」
KCさん「ああ・・・昨晩トイレに行った時に教官が言っていたゾンビと格闘になったんだ・・・・。なんとか追い返したんだけど・・・不意打ちだったからやられてしまった・・・・・。」
私「・・・・教官に言わないと!!!」
ガシッ!!
私は強い力で止められました。
KCさん「エイル・・・言うな・・・。」
私「・・・えっ・・・でも!隔離しないと!」
KCさん「迷惑はかけない、もし俺がゾンビになってしまったらその時は俺を殺してくれ。」
私「・・・えー--?!」
KCさん「後輩だからって、容赦しなくていい・・頼むぞエイル・・・。」
悲しかったです・・・。他にも大勢研修所に居るのにもかかわらず、何故よりによって自分がお世話になっている近い先輩が襲われないといけないのでしょうか。
私は眠れなくなりました・・・・。
そこで急に場面変わって、私は高層ビル内の窓から外を眺めていました。
私達の生活圏内にある、いつもの駅前風景がそこにはありました。でもなんだか・・・・どこかいつもと違うのです。
人が溢れている事はたまにある風景なのですが、所々で人々が走っています。叫び声が聞こえます。
服が破れている人や、何かを引っ張り合っている風景がそこにはありました。
私「一体・・・何が起こってんだ?・・・・」
にしまさん「・・・エイル!!何してるんだ!!」
血相を変えたにしまさんがVシネマバリの大演技で私を呼びます。
私「・・・にしまさん!何が起きてます!?」
にしまさん「エイル!!ここはもうダメだ、俺達も逃げよう!!」
にしまさんと私は階段を走って降りていきます。
私「やまさんとKCさんはどこに行ったんですか?」
にしまさん「・・わからない!・・・もう先に出られたかもしれない!」
・・・・・
俺達を置いて?!
にしまさんは社用車の鍵を持っていました。こうなった時の為にあらかじめ鍵をとっておいたそうでした。
にしまさん「・・・これから先どうなるかわからないけど、これでガソリンが切れるまで走って逃げよう!」
私「わ・・・・わかりました!!」
いつも乗っている見慣れた社用車に急いで飛び乗りました。にしまさんは急発進し人ごみや途中で止まっている車をスルリスルリとかわしていきました。
にしまさんは運転が上手なので、もし俳優をしていなければ、長距離トラックドライバーです。
少し人が少なく開けてきました・・・・。なんとか密集地帯から逃れようとしていました・・・・。
にしまさん「よかった・・・・。エイル、とりあえず安心だな。どこまで行けるかな・・・・。」
運転をしながらガソリンメーターを確認していました。
すると2車線になり、左前方に白い車が見えました。
私達と同じ境遇で、あの密集地帯から逃げだした車なのでしょうか・・・・。
何気にその車の後部座席に目をやると・・・・・・。
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顔面蒼白のKCさんが非常に苦しそうな表情で乗っていました。
私「KCさん???!!!・・よかった!!逃げだせたんですね!!」
でも・・・・・・・
ゾンビになりかかってる!!!もうすぐゾンビだ!!いや、もうなっているかもしれない!!
研修所のトイレでゾンビに噛み付かれた事が原因でゾンビ過渡期になっているKCさんの姿が・・・・。
私は言いました。大声で言いました。
私「KCさん!!大丈夫ですか?!」
KCさん「・・・きつい・・・ゾンビになりそう・・・。」
私「だから教官に報告しようと言ったじゃないですか?!あの・・・・もしゾンビになっても、他の人を嚙まないでくださいね!!」
私はせめてものアドバイスをしました。心からのアドバイスをしました。
KCさん「・・・・・うん!!!」
私・にしまさん「いやいや、うんじゃないでしょう。なったら無理なのよ。」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・と、ここで私は目が覚めてしまいました。
続き見たかったぁ・・・・。どんなドラマの続きよりもこの夢の続きが見たくてしょうがありません・・・・。
一応夢占い調べました。
夢にゾンビが出てくる場合
不安な気持ちやトラブルなどを意味する悪い夢。
私「なるほどなぁ・・・わからんでもないなぁ・・・。でも大きなトラブルはないけどな・・・・。なんだったらもう一度あの夢の中に入りたいくらいだけど・・・・。」
というのが、私の2016年初夢でした。吉とされる富士山や鷹やナスビはこの初夢の中で出ませんでしたので、あまりいい年にはならなかったのは言うまでもありません。
「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」 江戸川乱歩