サラマンダー・スパイラル ~ハクの島編 真意~

ハクの島編

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サラマンダー・スパイラル
「サラマンダー・スパイラル」の記事一覧です。

 

※ まとめ記事の下部に登場人物紹介がありますので、ネタバレ等配慮していますが、注意願います。

まとめ記事☆ 「サラマンダー・スパイラル」
まとめ記事です。 「サラマンダー・スパイラル」 ↓ お疲れ様です。 今回はまとめ記事第2弾です。 おかげさまで連載させて頂いております「サラマンダー・スパイラル」も20話を突破し...

 

 

アカマツ「兄貴・・・・一緒に海岸沿いを回っていたテンと連絡が取れなくなってしまいました。何かあったんでしょうか?・・イツキも電話に出ません・・・・。」

 

 

大柄の男はハイバラに電話報告をしていました。テンはノブハラにやられ、イツキは大岩で林道を潰した際に巻き込まれて気絶していました。

 

 

ギシッ・・・ギシッ・・・・

 

 

ハイバラ「おう・・・そうか・・・・。・・・・お前道具持ってるか?」

 

 

アカマツ「いえ、別のやり方で全員やります。」

 

 

ハイバラ「・・・お前・・・逃がしたらどうなるかわかってんだろうな・・・・。・・わかったらとっとと探せこらぁ!!お前この島の人間と同じようにしてやるからなぁ!!

 

 

ギシッ・・・ギシッ・・・・

 

 

アカマツ「・・・・・・」

 

 

ピッ!!・・・・・・

 

 

ギシッ・・・ギシッ・・・・

 

 

ギシッ・・・ギシッ・・・・

 

 

電話しながらハイバラは・・・・・

 

 

島の女性たちと性行為を楽しんでいました。婦女暴行です・・・・。

 

 

ハイバラ「・・ケツ出せこらぁ!!!」

 

 

女性「ひいいっ・・・・あっ・・・・ああっ!!」

 

 

犯されている女性は平手打ちを散々食らっておりボコボコでした・・・・。

 

 

島の女性達を犯したら殺し、犯したら殺し・・・・。殺してから犯し・・・・。

 

 

本当にとんでもない外道な男でした・・・。年増の女性が好きなハイバラからしたらこの島での性行為は本当に本当に楽しくてしょうがありませんでした・・・・。

 

 

ハイバラの本当の狙いはこれでした・・・・。

 

 

島の鉱石の利権などとっくの昔に手中に収めていました

 

 

最後まで抵抗していたのが、たまたまハクの父の会社でした。

 

 

憧れていた叔父貴でした。

 

 

部下を度々島に送り、調べさせました。若い頃に教わった人間、所謂この道を極めたに等しい人間もその家族もその友人も、共に生活をした島民も、最後は自分の手で滅茶苦茶に破壊してやろうと・・・・・。そうすることでまた一段箔が付き、更に男として上に行けると思ったのです・・・。

 

 

ハイバラの性的な欲求は、このくらいしないと一切性欲満たされることは無く・・・この異常な性癖というのは周りを地獄へ引きずり込み、巻き込んでしまう恐ろしいものなのでした。このサイクルが繰り返される度に誰かが涙を流していました

 

 

・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

・・・・・・・・・・・

 

ザーーーー!!・・・・

 

雨が少し強くなってきました。

 

 

アカマツ「待てこらお前らぁぁぁぁ!!!」

 

 

ノブハラ「急げ!!走れ!!あそこだ!!!」

 

 

ハク「え?!あれって本当にお父ちゃんのボートなの?!」

 

 

ノブハラ「知らんっ!!!」

 

 

遠くの防波堤に白色のシートのようなものが見えました。一体父はいつのまにこんな所にボートを停泊させていたのでしょうか・・・・。

 

 

父が今日ここまで持ってきたのでしょうか?・・・・

 

 

あれが父のボートであると信じ、私達は防波堤を走り続けました。

 

 

ハネダ「はー・・・はー・・・・ああ・・・もぉだめだ!!・・・」

 

 

私達の会社で一番の巨漢ハネダのスタミナが尽き、その場で倒れ込みました。

 

 

ダマテ「・・・何やってんだ馬鹿野郎!!!!」

 

 

ハク「ハネダ!!!」

 

 

ダマテ「のバカタレを起こすぞ!!ノブハラ!!ハク!!」

 

 

3人で一斉に来た道を引き返します。

 

 

ノブハラ「おいハネダ!!!何やってんだ!!!!」

 

 

ハネダ「先に・・・行ってくれ・・・。俺はもうダメみたいだ・・・・。もぉ・・・呼吸が出来ない・・・。」

 

 

近くまでアカマツが来ています・・・・。ハネダを無理矢理起こさないといけませんが、100kg以上あるハネダを担ぐとこなど私達には不可能でした・・・・。こういう時の為にダイエットを進めていましたが、ハネダは全然痩せませんでした。

 

 

 

ダマテ「もおいい!!ハクだけボートへ走れ!!!

 

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・

 

 

私は張り叫ぶような声でハネダに言いました。

 

 

 

 

 

ハク「・・・おい!!起きろこのデブ!!!・・・本土着いたらヤラしてやるから起きろ!!・・・起きろっつってんだろうが!!

 

 

 

凄まじい形相で叫ぶハク・・・・・全員が固まりました・・・・。

 

ノブハラ「・・・!!!!・・・・」

 

ダマテ(・・・・・・・・・おやっさん・・・・)

 

 

ダマテは・・何故か少し笑いました。こんな時なのに笑みをこぼしました・・。普段一切見せない優しい顔でした。

 

 

 

ハネダ「・・・ハク・・・マジ?・・・はー・・・はー・・・うううううう!!!!!!

 

 

ハクの声でハネダは起き上がり、急に先頭を切って走り始めました

 

 

ノブハラ「・・・はっや・・・・・」

 

 

ダマテ「走れるじゃねぇかこの野郎!!!!」

 

 

ハク「ノベタン・・・・私嘘ついたわ!!本土着いたらどうしよう!!!

 

 

ダマテ「あのタンクが動く理由なんかどうでもいい!!!走れ!!!!・・・女の強みを活かしたまでだ!!気にするな!!

 

 

変な事を大声で言ってしまった・・・・。それが恥ずかしいなら顔が赤くなりますが・・・・。

 

 

本土に着いたら私はハネダとヤラないといけない・・・・。

 

 

私は・・・顔面蒼白で走り続けました・・・・。

 

 

ノブハラ「ナイスだハク!!」

 

 

ハク(・・・ダマテの言う通り、女性でよかった・・・・ということにしとこう!!!)

 

 

ダマテ「はしれぇぇぇ!!!!

 

 

防波堤を走り続ける私達・・・・。ボートなのかなんなのかわからない物に向かって」走り続ける私達・・・・。

 

ハイバラの部下はもうすぐそこに迫って来ています。

 

 

 

 

 

 

私達はあの亡者が居た町を潜り抜け、山を越えたのです・・・私達はあの漆黒の闇を越えたのです・・・。

 

 

目指す本土が遠くに見えるはずです。もう少しで目指す未来が見えるはずです。

 

 

希望が見えるはずです。

 

 

ノブハラ「もう少し!!もう少しだハク!!!」

 

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